今回レビューするものはベース用オーバードライブ、ディストーションとなるBOSS ODB-3です。
主な仕様として
コントロール:LEVEL・HIGH・LOW・BALANCE・GAIN
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:20mA
重量:420g
サイズ:W73mm x D129mm x H59mm
アナログエフェクター
バッファードバイパス
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、オーバードライブというよりはディストーションの印象が強いです。BALANCEをDRYに回し切ればオーバードライブとしての範疇とはいえるかもしれませんが、ディストーションとして割り切った方が扱いやすいのではないでしょうか。飛び道具としてはもちろん、フレーズに馴染ませることも可能です。
歪みの質感はジャリジャリとした印象を受けました。ナチュラル系の歪みではありませんのでかけっぱなしで使用するにはジャンルを選んでしまうかもしれません。
また、硬めな音色でもあるため特徴的なサウンドを作ることも得意としています。
凛として時雨の345氏の使い方が良さが顕著に出ていると思います。オーバードライブやブースターよりもディストーションとして使用するのが輝く歪みでしょう。
EQはHIGHとLOWがあり、高音域と低音域を弄ることができます。センターでフラットでそこからブースト/カットができます。
BALANCEはドライサウンドとエフェクト音の出力バランスを調節することができます。左に回せばドライサウンドが、右に回せばエフェクト音が大きくなります。
EQのLOWがいい塩梅で、調節することにより音の太さを残したままかなり歪ませることができるペダルとなっています。
ベース用歪みの定番となってはいますが、歪みを買う時の初めての一台としてはおすすめできません。何となくで買って良い音が出るわけではないからです。もちろん明確なビジョン、こういう音が欲しいという場合にはぴったりです。
個人的にはナチュラルな歪みを求めている方は同社のBOSS BB-1Xの方がおすすめです。
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