今回レビューするものはベース用歪み、プリアンプとなるBOSS BB-1Xです。
主な仕様として
コントロール:LEVEL・BLEND・LOW・HIGH・DRIVE
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:54mA
重量:450g
サイズ:W73mm × D129mm × H59mm
デジタルエフェクター
9V電池内蔵可能
となっています。
BOSS製品公式サイト↓
使用してみた感想としましては、ナチュラルでありながら音圧が上がったように錯覚させてくれるような印象を受けました。
DRIVEノブを抑えめにして本命のプリアンプ前に繋いでオンにすると音がまとまり、艶やコシが出て所謂ゴムっぽさが感じられます。
太さを付与したゴリゴリなサウンドに変貌させてくれます。
ナチュラルと謳われていてもドンシャリ気味のサウンドになり、歪みはダークな雰囲気を感じられます。
BLENDノブがついているため原音との兼ね合いにより様々な表情を見せてくれるためとても扱いやすいのではないでしょうか。
個人的にはプリアンプというよりは少し歪ませて歪みエフェクターとして使うのが良い評価でした。
比較対象としてはやはり同社のBOSS ODB-3が挙げられるでしょう。
ODB-3は特徴的な歪みサウンドが人気ですが、BB-1XもDRIVEノブ2、3時以降に急激に歪みはじめ、ODB-3らしさを得ることができます。
どちらもEQがLOWとHIGHであることから想像できる通りドンシャリ気味の歪みとなっています。
ですがODB-3ほどのピーキーさはなく、ノブがどの位置でもある程度破綻しにくくなり扱いやすいものとなりました。
HIGHノブはエッジ感を加えるのにちょうどいいチューニングがされており、耳にキンキンとつくだけのものではありません。
LOWノブは腰が低めな帯域でベースらしさを感じる迫力のようなものをブースト/カットでき、存在感の調節に役立ちます。
ODB-3はオーバードライブと称されていますがまぎれもないディストーション枠だと感じます。
BB-1Xはもちろんディストーションとしてもいけますが十分にオーバードライブと名乗れるものになっています。
また、バッファーも改善されておりBOSSのいままでの印象を大きく変えるものになっています。
このXシリーズはデジタルエフェクターとはなってしまいますがBOSSのベース用ペダルに新たな革命を起こしたのではないでしょうか。
今後の他のラインナップも楽しみになるエフェクターでした。
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