あさぎベーススタジオ

もはやベース用エフェクターの備忘録

【レビュー】Xotic Bass BB Preamp

今回レビューするものはベース用プリアンプとなるXOTIC Bass BB Preampです。

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主な仕様として

コントロール:Gain・volume・Treble・Bass

電源:DC9-15Vセンターマイナス

消費電流:6mA

重量:222g

サイズ:W60mm x D112mm x H50mm

トゥルーバイパス

アナログエフェクター

9V電池内蔵可能

となっています。


公式サイト

Xotic California


使用してみた感想としましては、原音重視系なプリアンプで自然なまま下から上まで歪ませてくれるバランスの良い無骨なペダルだと感じました。

ベースの素の音、持ち味を損なうことなく太い音にしてくれます。

コシや艶、温かさが加わり、耳に刺さるハイの角が取れてくれることで、バンドアンサンブルにうまく溶け込んでくれるようになります。

耳に刺さるハイが削れるだけで、音の輪郭自体ははっきりしてます。

全体的にローファイな歪みですが、歪ませても反応が悪くなることもなく基本の音を維持することができます。

 

常にかけっぱなしにして軽く歪ませるような使い方が1番良さそうです。
歪み量に関しては思いの外幅広く、Gain9時ぐらいで自然なオーバードライブになり、そこから更に上げていくと上限で軽めのディストーションくらいまでにはなります。

 

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各EQですが

Bassは90Hzから500Hz、
Trebleは800Hzから8KHz、
両方とも±15dbできます。

そのためしっかりと音質の補正も可能です。

 

プリアンプとはなっていますが、ブースターや軽めのオーバードライブとして使うのがハマるのではないでしょうか。

あまり歪ませずにエフェクトをかけても素直にグッと音が前に出てきます。

 

歪みの傾向はモダンというよりはトラディショナル、真空管アンプライクなものとなっています。
ナチュラルにアンプをドライブさせたような感じのローファイ気味さがたまらないですね。

 

シンプルなペダルではありますが、だからこそここまでベーシストの支持を得たのではないでしょうか。

堅実なプリアンプ、オーバードライブが欲しい方はぜひお試しください。

XOTIC Bass RC Boosterに新型のV2が発売されたため、このペダルも新しいバージョンがでるのではないかと期待しています。

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