あさぎベーススタジオ

もはやベース用エフェクターの備忘録

【レビュー】Darkglass Electronics Alpha・Omega Ultra

今回レビューするものはベース用プリアンプ、ディストーションとなるDarkglass Electronics (ダークグラス)Alpha・Omega Ultraです。

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主な仕様として

コントロール:MOD・BLEND・LEVEL・DRIVE・GROWLスイッチ・MASTER・6バンドアクティブグラフィックEQ(Bass/250Hz/500Hz/1.5kHz/3kHz/Treble)・BITEスイッチ
電源:DC9Vセンターマイナス

消費電流:110mA

重量:430g

サイズ:W125mm x D96mm x H57mm

となっています。


公式サイト

Darkglass Electronics


使用してみた感想としましては、いわゆるDarkglassらしいサウンドでありながらもB7Kとは異なったキャラクターをもっています。

Darkglassの中でも特徴的なサウンドを持ちながらもクセが少なく、扱いやすいペダルとなっています。

歪ませても芯や低音が残り、絶妙なコンプ感があるため太さや弾きやすさを感じ、こんなペダルが欲しかったというベーシストも少なくないのではないでしょうか。

歪みは冷たさのある無機質なものですが音作りの幅が広く、万能さを感じます。

歪みに関しては攻撃的なものでディストーションとはなっていますが、DRIVEを抑えればプリアンプやオーバードライブ辺りの質感や歪み量として扱うことができます。

そしてその音も良く、流石のDarkglassといったところでしょうか。

EQもよく効き、その歪み方から特にピック弾きと相性が良い印象を受けました。

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EQ部がグラフィックイコライザーとなっており、見た目のかっこよさと操作性が向上しています。

 

Bassは80Hzを±12dBまで、

Mid bandsは250Hz、500Hz、1.5kHz、3kHzを中心周波数としたそれぞれの帯域を±12dBまで、

Trebleは5kHzを中心周波数とした帯域を±12dB までブースト/カットすることができます。

 

Biteは2.8kHzをブーストし、

Growlはシェルビングタイプのブーストにより低域を厚くし、ローエンドのサチュレーションを増加させることができます。

 

Modは2つの全く異なる歪みを混ぜることができ、ALPHAは比較的スッキリとした質感の歪みで硬さのある音でドンシャリ気味になっていて、OMEGAはザラザラした激しさのある歪みで抜ける音でミッド寄りになっています。
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Darkglass Suite ソフトウェアを使用してFootswitch Mod ControlをONに設定し、Distortionフットスイッチを2秒間長押しするとMOD LEDが消灯します。

MOD LEDが消えているとDistortionフットスイッチでAlphaエンジンとOmegaエンジンの切り替えが可能となり、この際にはMODノブは機能しなくなります。

 

音の良さだけではなく、見た目もダークグラス製品の中でも非常に格好良くおすすめのプリアンプとなっています。

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