あさぎベーススタジオ

もはやベース用エフェクターの備忘録

【レビュー】OKKO BASSTARD

今回レビューするものはベース用オーバードライブ、ディストーションとなるOKKO BASSTARDです。

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主な仕様として

コントロール:TONE・MIX・BITE・GAIN・+・LEVEL

電源:DC9Vセンターマイナス

重量:368g

サイズ:W95mm x D120mm x H55mm

トゥルーバイパス

アナログエフェクター

9V電池内蔵可能

となっています。

 

公式サイト

OKKO FX | guitar pedals handbuilt in Germany


使用してみた感想としましては、太さと馴染みの良さが抜群の歪みペダルという印象を受けました。

あたたかさのあるヴィンテージライクなサウンドから煌びやかでパワフル、パンチの効いたサウンドまで音作りできてしまいます。

基本的に歪みはチューブアンプらしさが感じられ、ファットでバリバリいうタイプの音圧感があります。
 
GAINを絞りきっても若干歪むため、完全なクリーンプリアンプを求めている方には向いていません。
しかしながらこの歪みがカッコいいのでハマる人はとことんハマってしまう歪みの質感ではないでしょうか。
高域が出てギャリギャリする系の歪みですが、この感覚がピーキーすぎず良い塩梅です。
純粋にかっこいいと思えるものになっていて、だからと言って芯が痩せることもなくこのギャリギャリ感が音の太さと共存しています。
 
歪み量は大体オーバードライブからディストーションとなっています。
軽く歪ませるのも良いですし、がっつり歪ませても良いという使い勝手の良いペダルです。
 
 
TONEは中域を弄ることができ、12時がフラットな状態で、そこから時計回りに回すと1kHz辺りが持ち上がります。
反時計回りに回すと500Hz辺りがスクープされつつ、50Hz辺りが持ち上がってきます。
 
BITEは3kHz辺りを調整でき、12時がフラットでそこからブースト/カットできます。
 
+コントロールは+スイッチをオンにした際にどれくらいゲインを足すか調整できるつまみです。
ゲインの最大値は決まっているため、GAINと+コントロールの位置によっては必ずしも歪みが増すわけではありません。
内部昇圧で18Vに昇圧されていることでヘッドルームの確保とレンジの広さを実現しています。
 
代理店の変更のタイミングで音が変わっているという噂もあるので複数個体を弾き比べてみるのも良さそうです。

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