今回レビューするものはギター用オーバードライブとなるSunfish Audio M-Prunusです。
主な仕様として
コントロール:Vol・Bass・Tone・Gain
電源:DC9Vセンターマイナス
重量:356g
サイズ:W90mm x D90mm x H60mm
アナログエフェクター
となっています。
公式サイト
Sunfish Audio – 国産ハンドメイドエフェクターブランド
使用してみた感想としましては、トランスペアレント系特有のかたさがありつつも鋭さがあります。ピッキングニュアンスにもリニアに反応し、ギターやベースの良さをそのまま素直に持ち上げてくれます。
BOSS BD-2に代表されるハイがジャキジャキとしたよく聴くサウンドが更にブラッシュアップされたペダルというのが伝わりやすいでしょうか。
音の芯が残りつつも厚みと透明感を兼ね揃えています。
ベースを使用してのレビューとはなりますが、その効果は健在です。
参考にしていると噂のShigemori MUSEよりも一回り小さく、価格も抑えられていて、それでいてサウンドはかなりそっくりなのでそのサウンドが欲しい方はそれだけでも買う価値があると思います。
音についての詳しいレビューはその参考にしたペダルのレビューをご覧ください。
多くの方が気になっているのはその再現度ですが、先ほども述べた通り高く、僅かな差しか感じられません。
重心が少し高かったり、荒さが目立ちますが実際に弾いてみると、弾いている本人はその差を感じることができるかもしれませんが、聞いている側は恐らくわからないと思います。
ハンドメイドで塗装をしているためムラがありますがむしろそこが味なのではないでしょうか。
事実として私の中では所有欲が満たされるペダルのひとつです。
既に最終ロットが出荷され、生産終了しているため、もう手に入る機会はないかもしれませんが見かけた際はお試しください。