今回レビューするものはギター用ディストーションとなるShigemori RaDです。
主な仕様として
コントロール:VOL・BASS・TONE・DIST
電源:DC9Vセンターマイナス
重量:476g
サイズ:W120mm x D110mm x H55mm
アナログエフェクター
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、ディストーションとまではいかない素直なドライブ感やクリアな歪みの質感が特徴的で、ディストーションらしさがありつつもあくまでオーバードライブを触っている感覚で音作りができそうです。
ディストーションが使いにくいという方にもおすすめできるのではないでしょうか。
歪みをみてみるとこれがディストーションかと言われればオーバードライブに近いと答えます。
とはいえDISTをあげればディストーションらしくなります。
クリアで綺麗めな歪みですが汚くもできる幅広いペダルとなっています。
分離しすぎることがなく、潰れすぎないきめ細かい歪みです。
なんというか暑苦しすぎないロックの音がします。
音が太すぎることもなく、万能さがあります。
また、僅かに残っている歪みの荒さをピッキングニュアンスで変化させることができ、これが本当のアンプライクを追求したペダルと言えるのではないでしょうか。
相変わらずベースで使用していますが、少し重心は上がるものの問題ない程度です。
BASSを回しきればローの不足感は感じません。
DISTが9時くらいで艶やハリ、コシのあるチューブアンプらしさのあるオーバードライブとなります。
11時くらいからは強く弾くと一気に歪み出します。
そして1時くらいから歪み加減がディストーションっぽくなります。
歪み出しても原音が残っているため、キレがあり何を弾いているのかわからなくなることはありません。
正にクリーンディストーションという言葉がぴったりのエフェクターとなっています。
これらの特徴はこれまでのディストーションとは一線を画すものになっているという謳い文句そのものです。
ギター用ペダルとなっていますが、ベースでもかなり相性良く使えるディストーションとなっています。
Shigemoriの中ではあまり人気はないようですが、ぜひ試していただきたい一台です。
ちなみにですが、ロゴの剥がれはこういったデザインだそうです。
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