今回レビューするものはギター用ディストーションとなるKarDiaN (カージアン ) C9H13NO3 (アドレナリン)です。
主な仕様として
コントロール:VOLUME・DRIVE・BASS・TREBLE
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:6mA
重量:285g
サイズ:W72mm x D121mm x H55mm
トゥルーバイパス
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、ファズらしさのある荒々しさを感じることができるディストーションで濃密なものとなっています。
レンジの広さや粒立ちが良さからはモダンらしさを、乾いた歪みからはヴィンテージらしさを感じることができ、歪んでいても埋もれすぎることもなく、存在感を発揮しますがしっかりと溶け込むサウンドになっています。
古いジャパンファズとアンプの要素を合わせたペダルとはなっていますが、いわゆるエフェクターにしか出せないらしさがあり、そうしたチューニングを目指しているものだと感じました。
EQも幅が広く、どの位置でも音が破綻することがないのではないかと感じるほどデッドポイントがありません。
同社の他機種と比べると少しローが薄い気がしますが、ベースで使用してもローがしっかり出てくるため、ベースに合うディストーションとして使うことができます。
ベースで使う場合はBASSを3時(8)辺りまで上げたほうがいいかもしれません。
DRIVEは9時(2)辺りまではオーバードライブの歪み量ですが、それ以降はディストーションになります。
左に振り切った状態でもオーバードライブくらいは歪みます。
ローゲインではマイルドさも感じられ、DRIVEを上げていくと荒々しさが加わってきます。
KarDiaNのラインナップの中から見てみると万能さよりも個性を重視したモデルになっているのではないでしょうか。
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