今回レビューするものはギター用オーバードライブとなるKarDiaN C3H5N3O9 (ニトログリセリン)です。
主な仕様として
コントロール:VOLUME・DRIVE・BASS・TREBLE
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:5mA
重量:287g
サイズ:W72mm x D121mm x H55mm
トゥルーバイパス
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、ベースで使用してみてもアンプライクな絶妙なコンプ感があり、太く暖かいサウンドが特徴的でした。低音のブーミーさも相まって心地よい音圧感がハマる方も多いのではないでしょうか。
DRIVEゼロでもいい感じのツヤ、サチュレーションを得られます。全体的に丸くなり、少し篭る感覚がありますが不思議と嫌味は感じないものになっています。
歪みは荒々しさがあるが過度な分離感はなくベースでもよく絡みついてくるもので、いい意味での古臭さがありますが汚さを感じるものではありません。
割とよく歪むのですがノイズはほとんど感じられませんでした。
9時(3)でやや歪み、13時(6)らへんからディストーション感も得られます。
ベースだと9時(3)以前、もしくは0で使うのが好印象でした。
BASSをセンターの12時(5)で試すと少しだけローが軽くなりますが重心が高くなりすぎることもなく、そこからまだブーストできるので許容範囲でした。
BASSとTREBLE、どちらのEQもピーキーすぎないものとなっています。
大きいコンデンサーを使用するなどユーザーが喜びそうなポイントを突いているのも流石です。
KarDiaNの他機種もベースでもいい感じです。
今回レビューした個体は基板にver 1.0とある通り、割と初期個体となっています。
今では、詳細は控えますがパーツ変更がされたver 1.1以降が出ていますので弾き比べてみるのもいいかもしれません。
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