あさぎベーススタジオ

もはやベース用エフェクターの備忘録

【レビュー】Electro-Harmonix Bass Soul Food

今回レビューするものはベース用オーバードライブ、ブースターとなるElectro-Harmonix Bass Soul Foodです。

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主な仕様として

コントロール:VOL・DRIVE・BLEND・TREBLE

電源:DC9Vセンターマイナス

消費電流:22mA

重量:210g

サイズ:W70mm x D115mm x H54mm

アナログエフェクター

9V電池内蔵可能

となっています。

 


公式サイト

Electro-Harmonix


使用してみた感想としましては、音にハリがでて全体的に押し出しがあります。一歩前に出るサウンドになります。

また、原音重視系のペダルでボトムの効いた太さが得られます。

ローミッドあたりがふっくらしてくる感じでしょうか。

かけっぱなしで使いたくなるペダルです。

 

KLON Centaurのサウンドを目指した同社製のElectro-Harmonix Soul Foodのベース版となっています。

www.asagi-bass.com

クローン、コピー品とはいえギター用のままでも案外ハマってくれました。

それなのにあの伝説のケンタウロス/ケンタウルスのサウンドをベース向きにしたということですからこれに対する期待値は高かったです。

 

歪みの質感はモダンというよりは古臭いものになっています。

サウンドがやや丸くなりますが、輪郭がぼやけすぎてしまうことはありません。

 

歪みペダルというよりはブースターに近いでしょうか。

オーバードライブとしてみても歪み量が少なく、ローゲインなものです。

このナチュラルさをいかして、ブースター的な使い方や僅かに歪ませるくらいのセッティングが良さそうです。

ナチュラルとはいってもいい感じに音色は変わってくれます。

レンジの広さを感じ、そのおかげかクリアでありながら太さが付与されます。

 

TREBLEは音を丸くしたり若干の明瞭さや輪郭を出したりできる帯域を突いています。

高域も持ち上がりますが、いわゆるトレブルやハイというよりはもう少しミドル寄りな帯域がメインな気もします。

右に回しきっても耳につきすぎるということもなく、流石ベース用にチューニングされたペダルだと感じました。

 

-10dB/0dBを切り替えることができるPADスイッチはアクティブ/パッシブのベースを問わずに使用することができたり、他にも様々な恩恵がありユーザーのことを考えて作られていることがわかります。

 

裏蓋を開けるとトゥルーバイパスとバッファードバイパスを切り替えることができるバイパスモード切替スイッチが付いています。

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この価格でこの音質が手に入るということもあり初心者にはもちろん万人にオススメできるペダルです。

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