今回レビューするものはギター用オーバードライブとなるPapa Goriot Studios (PGS)ADVENTです。
主な仕様として
コントロール:GAIN・TREBLE・BASS・LEVEL・SMOOTH/EDGE
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:30mA
重量:300g
サイズ:W72mm x D116mm x H54mm
トゥルーバイパス
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、真空管のような柔らかくナチュラルなサウンドが手に入れられ、音の芯から滑らかに歪みつつも原音がしっかり残ってくれるペダルです。
内部昇圧により高いヘッドルームを確保していることやクリーンミックスがされていることと、ちょうどいいコンプ感と品のある細かい歪みが合わさることで、音が潰れることがなく立体感があり分離感が良いサウンドが手に入れられます。
そのため、セッティングによってはガラスのようなジャキッとしたサウンドを作ることが可能です。
歪みの幅はブースター辺りから思っている以上のハイゲインまで対応しており、オーバードライブだけに留まらないのが嬉しいですね。
ミッドの押し出し感が強く、ハイ〜ハイミッドがよく出てくるためとにかく音が前に飛び出してくるので音抜けがかなり良いです。
このペダルは低音が暴れすぎることがなく、ボリュームへの追従性が良いので使いやすい部類なのではないでしょうか。
SMOOTHモードでは滑らかでマイルドなトーンが得られ、
EDGEでは鋭く突き抜けるようなトーンが得られます。
ギターだけではなく、ベースでも使うことができ、その実力を発揮してくれます。
若干音の重心が腰高になってしまうのでEQのBASSは右に回し切る辺りが丁度いいかもしれません。
ギター用と言うことで、ベースに合うようなローがよく出てきてどっしりするタイプではないようです。
そしてベースの場合だとSMOOTHモードで使用するのがおすすめです。
音はもちろん筐体の質感もよく、価格も最近のペダルにしてはかなりお手頃なのでぜひお試しください。