今回レビューするものはベース用プリアンプ、ディストーションとなるSoul Power Instruments(SPI)MXR M80 Bass D.I.+190 mod.です。
主な仕様として
コントロール:CLEAN VOLUME・VOLUME・BLEND・TRIGGER・GAIN・COLOR・GATE・PHANTOM/GROUND・BASS・MID・TREBLE
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:9mA
重量:1375g
サイズ:W127mm x D95.2mm x H38.1mm
バッファードバイパス
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、モディファイにより歪み、特にディストーションとしての性能が強化されました。
基本的にはオリジナルの特性が受け継がれていますが、モディファイによって大きく印象が変わっています。
印象としてはオリジナルよりも歪みにくくなっていて、音がグシャグシャになりにくくなっています。
なんというか粒立ちが良く、聴きやすくなっていてオリジナルのドンシャリ&歪みすぎな傾向をうまく抑えることに成功しました。
モディファイ内容としてはクリーンチャンネルが廃止され、そこに190BoostBufferが内蔵されています。
また、それだけではなくM80本体もパーツのアップグレードがされ、ミドルEQのカーブ変更やクリッピングダイオード変更が行われています。
ジャリッとしたM80オリジナルの良さをいかしながらも音の輪郭がはっきりしつつ音抜けが良くなり、ベース用のディストーションならこのペダルに決まりと言えるほどの魅了があります。
ブースターが追加されたおかげで、音の太さや低域の厚みを残したまま歪ませられるようになりました。
通常のM80が苦手な方でもこのペダルならハマるかもしれません。
IKUO氏が使用しているものと同じ仕様ということもあり、そのポテンシャルの高さも納得です。