今回レビューするものはベース用オーバードライブとなるPapa Goriot Studios(PGS) ADVENT MONOLITH.です。
主な仕様として
コントロール:GAIN・TREBLE・BASS・LEVEL・SMOOTH/THRUST
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:30mA
重量:280g
サイズ:W72mm x D116mm x H47mm
トゥルーバイパス
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、現代的な歪みで基本的にカリカリっとしたハイミッドがよく出ており、音が立体的な印象を受けました。
押し出し感が凄く、ベースのサウンドがより洗練されつつアンサンブルにうまく馴染んでくれます。
ゲインを上げていくとこれらの特徴が顕著に出てきますが、ゲインを上げても音が潰れることはないので比較的扱いやすい歪みではないでしょうか。
このペダルは高松浩史氏(THE NOVEMBERS/浅井健一&THE INTERCHANGE KILLS)が監修しており、同社のペダルADVENTのベースに特化した専用モデルです。
基になったADVENTをベースで使っても良かったのですが、このMONOLITHは更に相性が良いと思える出来となっています。
歪みの幅がクリーンから強めのオーバードライブまでとそこそこあることに加えてSMOOTH/THRUSTの切り替えスイッチで音色の印象を大きく変えられます。
そのため、単に歪みとして使うだけではなく、プリアンプ的に補正したりブースターとしても使用できる一台です。
キャラクターが違う歪みが一台のペダルで手に入るのは嬉しいですね。
SMOOTHモードではハイが落ち着き滑らかになり、
THRUSTモードではいわゆるベース専用エフェクターらしく、ロー〜ローミッドが持ち上がり重厚なサウンドが手に入ります。
荒さのある歪みですが低域がパワプルに出てくれるため、攻撃的な歪みとはいえバランスはちょうど良いものになっているといえるのではないでしょうか。
最近の音楽に合うような使いやすいペダルで、EQのチューニングのセンスがよくコントロールがどの位置でも破綻することがないため最初の一台にもおすすめです。
通常のADVENTはベースに使うと若干の腰高さや低域の薄さがありましたが、MONOLITHのTHRUSTモードはそれらの欠点をうまく無くしています。
基本的にはADVENTと似た音ですが、ベーシストには圧倒的にMONOLITHがおすすめします!!!!!
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