今回レビューするものはギター、ベース用消磁器となるG-Life Guitars DP-G1です。
主な仕様として
コントロール:POWER・DEGAUSS
電源:DC9Vセンターマイナス
重量:560g
サイズ:W80mm x D124mm x H35mm
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、高域が戻ってくる感覚や低域の引き締まりがあることで音にクリアさと元気さが加わり、レンジの広がりが感じられます。
また、ボヤけた音像がシャキッとして音の輪郭がはっきりすることで音抜けの向上も得ることができました。
全体的に弦のバランスが良くなり、分離感が良くなったおかげか1弦1弦がしっかり感じ取れるような印象も受けました。
本来の楽器のポテンシャルを引き出してくれるペダルですが、HONDA SOUND WORKS SPICEのような比較的オカルト枠の製品となっております…
そもそも消磁器とは何かと言われれば文字通り磁気、磁力を取り除くものとしか言いようがなく、何処となく胡散臭さが感じられます…
それが音にどのような変化をもたらすのかは微妙なところでしたが確かに変化はあったように感じました。
磁気を消せば音がクリアになりそうという思い込みからプラシーボ効果でこのような結果になっていることは否めませんが、音の響きの改善がされていたり滑らかになっている気がします!!!!!!!
音が良くなるというよりは元の正しい状態に戻ったという方が最適でしょうか。
このペダルで消磁を65秒間行う必要があり、その効果は1週間は継続するらしいです。
消磁中はブーンとした音が出ているため、音を出力させたりヘッドフォンで聞いたりなどはしない方が良いのではないでしょうか。
この消磁ですがベースだけではなくアンプやエフェクター、シールドにも効果があるそうなので様々なものを試してみる価値はありそうです。
ベースとギター、エフェクターで試しましたが上記と同じく音がクリアになりました。
音が変わるとはいえ、正直なところめちゃくちゃ変化、音質改善があるというわけではありません。
加えて、ペダルやベース本体によっても効果に差があるため手放しでおすすめはできません。
痒い所に手が届くような製品で、とりあえずこれを買っとけというものではないため優先度はそこまで高くないのかなとは思います。
このような攻めた製品は個人的には好みですが万人には薦められないのが難点です。
意図しないタイミングでの起動を防ぐLOCKスイッチがあるなど、細かい気配りは有り難いですね。
価格と音の変化の影響のバランスは悪いとはいえ、音作りで色々試しても思い通りにいかない方の最後の一手になる可能性があります。
生産完了品となっているため、見かけた際は是非お試しください!!!