今回レビューするものはギター用バッファー、ジャンクションボックスとなるOvaltone PRIME GEARです。
主な仕様として
コントロール:入力インピーダンス切り替えスイッチ・Brightスイッチ
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:3mA
重量:230g
サイズ:W77mm x D114mm x H64mm
アナログエフェクター
となっています。
公式サイト
Ovaltone -handmade effect pedals- –
使用してみた感想としましては、通すだけで解像度が高まり、弾きやすくなりました。
大きく音色を変えるバッファーが多い中、自然なまま微調整できるこのペダルは痒い所に手が届く製品となっています。
ジャンクションボックスとバッファーはボードの先頭に置くことがほとんどですが、その2つを1つの筐体にまとめていることで省スペース化を図ることが可能です。
ジャンクションボックスとしてはなかなかの背の高さがあり、今まで起きていたエフェクターボードの縁にシールドが干渉してしまう事は無くなりそうです。
ギター、ベースからジャンクションボックスとジャンクションボックスからアンプへいくシールド部の方だけジャックが高くなっており、こんなものが欲しかった方は多いのではないでしょうか。
バッファーとしてみても、信号を強くしノイズ軽減しながら理想のニュアンスに近づけることができるペダルとなっています。
入力インピーダンス切り替えスイッチは3種類に切り替えることができ、
1megは一般的なエフェクターや機材の値で、
5megはアコギやベースなどの機材に採用されることが多い値で、1megよりもレンジが広くなります。
curvedは真空管ギターアンプの入力部のインピーダンスを模した値で、高域が丸くなることでスムースになります。
Brightスイッチはオンにすると高域が持ち上がることで明瞭さを付与させます。
筐体左側にあるCONNECT / DISCONNECTは基本的にはDISCONNECTで良いそうですが、自身の環境においてノイズの少ない方を選択してください。
この製品は生産終了品となっていますが、より小型化した改良版が出るそうなのでそちらを狙ってみてもいいかもしれません。