今回レビューするものはベース用アナログイコライザーとなるFREE THE TONE(フリーザトーン) PA-1QB PROGRAMMABLE ANALOG 10 BAND EQです。
主な仕様として
コントロール:PRESETスイッチ・PARAMATERエンコーダー・◀︎▶︎カーソルキースイッチ
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:200mA
重量:350g
サイズ:W120mm x D102.3mm x H58.5mm
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、アナログの太い音をいかしたままデジタル制御ができる優れものです。
EQの効きもよく、この万能さはなんというか文明の利器感が凄いです()
ベーシストはとりあえず持っておいていいエフェクターのひとつではないでしょうか。
アナログとデジタル両方の良いところ取りをしているペダルになっています。
分類としてはデジタルエフェクターに近いものがあるのかなと思いますが、それはパラメーターの表示やプリセットの保存に使用されていて楽器の信号は全てアナログ回路で構成されています。
つまり音だけに関して言えばアナログエフェクターと言うことができ、いわゆるデジタル臭さがありません。
ここがPA-1QBの画期的なところであり、他社からもプログラムできるEQは出ていますがそのほとんどがデジタルエフェクターとなっています。
アナログのEQもありますがプリセット保存できるペダルはないのではないでしょうか。
それらの利点だけをうまくとったこのペダルはまさに革命です。
ギター用、ベース用、アコースティック用の3種類が出ておりそれぞれ周波数も異なっています。
ベース用の周波数は40Hz、80、125、250、500、800、1200、2400、4500、8K(±12dB)となっており、良いところを突いているという感じでしょうか。
FREE THE TONEのペダルやスイッチャーに多く搭載されているHTSサーキットが今回再設計され、PA-1QBに使われているそうです。
そのおかげなのか、繋いでいるだけでバッファーのような効果を得られ音が良くなります。
音質の向上というか音がまとまり密度が増し太くなる印象を受けました。
操作方法も簡単ですぐに使いこなせると思います。
左側のフットスイッチが、EFFECT ON/OFFスイッチになっていて
右側のフットスイッチが、PRESET SELECTスイッチになっていてPRESET1〜4に登録したものをPRESET1→2→3→4の順番で切り替えることができます。
一番効果を発揮する使い方はMIDI対応のプログラマブルスイッチャーと合わせて、各フットスイッチに異なったEQや音量を割り当てられるというものだと感じます。
MIDIを使うと99個のプリセットの中から自由に選択することができます。
ですが、プリセット1と3、2と4にそれぞれ同じセッティングをプログラムしておけばMIDIコントローラーなどを使用しなくても2パターンをスムーズに踏み変えることができます。
EQだけではなく、音量も変えることができるためその使い勝手の良さは抜群です。
専用ACアダプターが付属していますが、パワーサプライからでも問題なく駆動させることができました。
イケベ楽器でFree The Tone PA-1QBの価格を見る