今回レビューするものはベース用プリアンプとなるThings Beyond Tube PreAmp Bass Wiredです。
主な仕様として
コントロール:Volume・Bass・Midd・Treble
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:180mA
重量:230g
サイズ:W64mm x D115mm x H77.5mm
トゥルーバイパス
アナログエフェクター
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、原音をほとんど変えずに、ナチュラルなままベースの個性を残したまま真空管のサウンドを加えてくれます。
これを踏むとローからミッドにかけての密度が増し、若干のコンプ感とサチュレーション感といったチューブらしさのあるニュアンスが加わります。
このペダルにはErectro-Harmonix社の真空管(12AU7 EH)が搭載されています。
そのため、真空管らしい広がりと温かみのある豊かなサウンドが得られます。
また、真空管のおかげか艶やかさと立体感も付与されます。
このペダルはいわゆる真空管ブースター、真空管バッファーに3EQが追加されたもので、ベース用プリアンプになったことでこれらよりも音作りの要になること間違いなしです。
同じ真空管を使用したThings Beyond Tube Boosterとサウンドの傾向が似ており、向こうが音圧の高さや太さが売りとすれば、こちらは音作りの幅や柔軟さが特徴といえるでしょうか。
Tube Boosterの方は真空管の交換が簡単でしたが、このペダルは基板が真空管よりも手前に来ているのでもしかしたら難しいかもしれません。
3EQの周波数は、
Bassが65Hz、Middが500kHz、Trebleが4kHzとなっています。
真空管サウンドが必要な方で、この系統のエフェクターをかけっぱなしで使うならこのプリアンプがおすすめです。
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