今回レビューするものはギター用コーラスとなるTBCFX CHORUS TBCH-1です。
主な仕様として
コントロール:RATE・DEPTH・TONE・VOLUME
電源:DC9Vセンターマイナス
サイズ:W103mm x D124mm x H48mm
アナログエフェクター
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、アンサンブルでも上手く馴染んでくれる扱いやすいコーラスで、音に煌びやかさと暖かさがありつつ魅力的なウネリが感じられました。
このコーラスの独特なかかり具合は虜になる方が多いのではないでしょうか。
初期のArion SCH-1は独特な音色を持っており、その音に惚れた方がたくさんいます。
ですがアリオン製品は筐体が壊れやすく、その作りは頑丈とは言えず、年々個体数が減りプレミアがついています。
また、SCH-1は踏むと音量が上がってしまいますがこのペダルにはVOLUMEを搭載されているためその問題も解消済みです。
そこで、そのペダルのサウンドを再現しつつもただのクローンにとどまらず更に上を目指したペダルとなっています。
ArionにはSCH-1の他にSCH-ZやSCH-ZDといったコーラスペダルを出しています。
ですがこのTBCH-1はSCH-1を基にしているためSCH-Zのように低域が強調され過ぎず、すっきりした明瞭な音色です。
アナログコーラスらしさがある初期のSCH-1独特の音を目指しており、激しい揺れと煌びやかさ、奥行きの深さがあり残響音にどこかリバーブっぽい派手さも感じられます。
チープな筐体のせいかパーツのせいなのかハイ落ちしますが、そのおかげで音に丸さと暖かさが得られます。
オリジナルの完全再現というわけではありませんが現代風に扱いやすく改良されており、それに加えて音が太いためベースでもハマってくれるため、今買うならこのペダルで済んでしますかもしれません。