あさぎベーススタジオ

もはやベース用エフェクターの備忘録

【レビュー】Barbarossa WIVERN

今回レビューするものはギター用オーバードライブとなるBarbarossa (バルバロッサ) WIVERN (ワイバーン)です。

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主な仕様として

コントロール:LEVEL・TONE・DRIVE

電源:DC9Vセンターマイナス

重量:282g

サイズ:W75mm x D125mm x H56mm

アナログエフェクター

9V電池内蔵可能

となっています。

 

公式サイト

http://newtool.jp

 

使用してみた感想としましては、プレイヤーの表現力を損なうことがないレスポンスの速さが魅力でしょうか。

太さがありながら分離感もあるペダルとなっています。

とはいえ音がぎっしり詰まっている感覚もあり、それが塊で飛び出すようなイメージです。

基本的にはマイルドな音で、歪みの質感は粗めなものでした。

 

ローからローミッドあたりがよく出てくるこのクセや量感こそBarbarossaらしさというのでしょうか。

ギター用ペダルとはなっていますが、TONE12時くらいまでは低域がしっかり出てくれるためベースでも効果的に使用することができそうです。

 

CHIMAERA (キュマイラ)やGARGOYLE (ガーゴイル)のような航空機グレードの特殊アルミ合金を無垢の状態から削り出した筐体ではなくアルミケースを使用することでコストダウンを図っています。

コストパフォーマンスを追求することを念頭において製作されたペダルですが、サウンドは上位機種に劣るようなものではありません。

単なる廉価版という位置付けではなく、新しい個性を発揮しています。

 

TONEもDRIVEも幅広く、様々な場面に対応することが可能です。

ですがあまり歪ませずに使うのが一番良いのかなと感じました。

 

初期型だと筐体が黒色になっています。

 

シンプルな外見ながらその洗練されているデザインは所有欲を満たしてくれます。

個人的にはBarbarossaのロゴプレートがお気に入りです。