あさぎベーススタジオ

もはやベース用エフェクターの備忘録

【レビュー】VEMURAM Myriad Fuzz

今回レビューするものはギター用ファズとなるVEMURAM Myriad Fuzzです。

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主な仕様として

コントロール:Level・Fuzz・Feel・Tone・Germanium Bias

電源:DC9Vセンターマイナス

消費電流:1.9mA

重量:425g

サイズ:W65mm x D112mm x H30mm

アナログエフェクター

9V電池内蔵可能

となっています。


公式サイト

Vemuram Custom Pedals - Top Page


使用してみた感想としましては、上手にハメを外すことができる優等生という感じのペダルです。

全体的な音は篭りすぎず音像がしっかりしているため、一種の上品さがあり綺麗に歪んでくれますが爆音が出せるペダルでいて、セッティングによってはモコモコ、ブチブチからジャージャーいう歪みまで出すことができる万能なファズといえるのではないでしょうか。

それでいてモダンではなく、嫌味を感じることもありません。

人気の理由が分かりますし、初めてのファズにするのも様々なファズを試してここに辿り着くのもどちらも理解できるペダルです。

 

このペダルはファズに欠かせないパーツであるトランジスタをシリコンとヴィンテージのゲルマニウムの両方を使用しています。

そのおかげで様々な音色が出せるハイブリッドファズペダルが誕生しました。

出せる音色の幅が広く、とりあえずこの一台さえボードにあればファズの音に困ることはないと感じ、また使用されているパーツ的にもクローンじゃなくてオリジナルが欲しいと思い勢いのまま購入しました。

 

太くブチブチとしたこれぞファズという歪みから綺麗めのスムースな歪みまで歪みの質を変化させることができ、Toneもよく効いてくれるためモコモコしたものからエッジの効いたサウンドまで出せてしまいます。

解像度が高いことに加えてヘッドルームが広く、ピッキングのニュアンスをしっかり反映してくれるおかげで手元だけでファズサウンドだけではなく軽く歪んだクランチ辺りまで歪みの量を変化させることができるので実質ボリュームペダルですね(適当)

 

VEMURAMの筐体の恩恵なのかチューニングなのかファズなのにわりかしノイズが少なく、現代でも使いやすいのではないでしょうか。

 

Fuzzコントロールを上げていく毎にローも着いてくるのでToneで調整する必要がありますが、十分な量の低域が出てくるためベースでも相性の良いファズペダルと言えるでしょう。

こんな良いペダルをギターだけに独占させるのはもったいないです!!!!!!!!

ファズの中でも群を抜いてローの再生がよく、改めてVEMURAMの凄さを感じます。

 

筐体上部にあるトリマーはゲルマニウムトランジスタのバイアスを調整でき、Feelコントロールと合わせて操作することで嵐のような轟音サウンドが特徴的なシリコンのトーンと、温かみを感じるゲルマニウムのトーンを混ぜることで無限のサウンドを作り出せてしまいます。

 

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唯一の気になる点としては、漢らしさが特徴のファズにしてはコントロールが多く、音作りに悩んでしまうかもしれません。

そこがこのペダルの長所でもあり短所でもあるという悩ましいポイントです。

とはいえそこまで音作りは難しくないはずです…!

 

色々なファズを持っておきたいという方の気持ちも分かりますが、あのファズじゃなきゃダメだという方以外はMyriad Fuzzを選べばいいんじゃないかというほどの音色の広さと完成度の高さです。

少し前までのファズに悩んでいる自分に今なら間違いなくこれを買えと言いますね…

 

とにかく名前の通り音色の幅が広いファズペダルです。

現在は人気で品薄の状態が続いているので、もし在庫を見かけましたらぜひお試しください。