今回レビューするものはベース用コンプレッサー、ブースターとなるstrymon OB.1 Optical Compressor & Clean Boost Bass MOD.です。
主な仕様として
コントロール:OUTPUT・BOOST LEVEL・COMP・BOOST帯域選択スイッチ
電源:DC9-12Vセンターマイナス
消費電流:13mA
重量:400g
サイズ:W102mm x D117mm x H67mm
トゥルーバイパス
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
strymon | effector | Japan | オールアクセスインターナショナル株式会社
使用してみた感想としましては、レスポンスが良いクリアなオプティカルタイプのコンプで、その自然なコンプレッションはスタジオクオリティと呼べるほどの完成度の高さになっています。
かけっぱなしで使えるナチュラルなもので、ノイズも少なくハイファイさが特徴的です。
自然なコンプですが、若干ミドル辺りが持ち上がりヴィンテージらしく音が太くなる気がします。
BOOST帯域選択スイッチで音の印象を大きく変えられるので音作りの幅も広めです。
コンプとしてもブースターとしても質が良く、それが1つの筐体で収まっているのでボードスペースの節約にもなります。
元のstrymon OB.1は主にギター用コンプレッサーに分類されるものですが、この個体はベース専用にモディファイされています。
オリジナルのOB.1は80Hzより低い周波数がカットされるようになっていますが、このモディファイではそのハイパスフィルターが取り除きました。
従来のものからコンデンサーが変更されており、ベース向きにレンジが広がっています。
これにより、アクティブベースや5弦ベースでもこのペダルの恩恵を受けられるようになっています。
内部DIPスイッチがついており、
スイッチ1は高域をいじることができ、上側にするとブーストする周波数が低くなり、下側にするとブーストする周波数が高くなります。
スイッチ2は中域をいじることができ、上側にするとブーストする周波数が低くなり、下側にするとブーストする周波数が高くなります。
後継機種のstrymon COMPADRE(コンパドレ)が発売されましたが、ob.1もまだまだ現役で使えるペダルとなっています。
OB.1はパーツの供給の都合上、廃盤になりました。
私の個体はイケベ楽器GRANDEY BASS TOKYOオーダーのものですが、どうにかオリジナルのOB.1を手に入れられればstrymon公式の方でモディファイをしてくれるみたいなので気になっている方はぜひご検討ください。
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