あさぎベーススタジオ

もはやベース用エフェクターの備忘録

【レビュー】Vivie Rhinotes

今回レビューするものはベース用オーバードライブ、プリアンプとなるVivie(ビビー) Rhinotes(ライノーツ)です。

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主な仕様として

コントロール:Level・Mix・Gain・Mid-Freqスイッチ・Bass・Mid・Treble・Brightスイッチ

電源:DC9Vセンターマイナス

消費電流:40mA

重量:316g

サイズ:W98mm x D128mm x H50mm

アナログエフェクター

9V電池内蔵可能

となっています。


公式サイト

【Official Site】vivie-effect.com | Vivie


使用してみた感想としましては、Rhinotesは系統としてはいわゆるDARKGLASS(ダークグラス) B7K系の歪みとなりますが、それよりも味付けが薄く、加工感が薄まった印象を受けました。また、厚みを感じることができ、実際はそんなことはないですがセッティングによっては錯覚してしまうペラペラとした軽い印象が薄まっています。

その印象の原因はB7K系の腰高さにありますがRhinotesはそれよりも重心が低く、凶暴さは減少してしまいましたがベースの自然な音により溶け込むようになっています。

原音を生かしたまま歪みをプラスできる設計になっており、ベース本体の良さを無くしてしまうこともありません。

 

近年流行りの歪みが粒がきめ細かい質感を持ち、歪ませても芯があるため輪郭や低域の不足感を感じさせません。そのため違和感のある歪みになることはなく、自然に馴染んでくれるペダルとなっています。

ソリッドな歪みとはいえ、DARKGLASSよりもジャリっとしたものではなく扱いやすくなっています。

 

音作りの幅も広く、プリアンプ的な使い方からかけっぱなしのオーバードライブ、ソロの時に使うような飛び道具的なものからスラップまでこなしてくれます。(個人的にはGainを低めにセッティングしてかけっぱなしで使うのが一番良いと感じました。)

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Mid-Freqスイッチはミッドの周波数を400Hzと800Hzで切り替えることができ、

Brightスイッチは2kHzを約5dBブーストすることができます。

 

EQの効きも良いため、Gainを最小にしてイコライザー付きのブースターのように使い、押し出し感などを付与させるのも良さそうです。

 

これらの特徴や全てのコントロールをフラットにした時点で気持ちいい音になることから新たなベース用歪みエフェクターのスタンダードとなる可能性も感じられます。

 

王道のベースサウンドから派手で攻撃的なドンシャリサウンドまで作り込めるこのペダルをぜひお試しください。

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