今回レビューするものはベース用プリアンプ、ディストーションとなるDarkglass Electronics MICROTUBES X7です。
主な仕様として
コントロール:High Pass Frequency・High Drive・High Level・Low Pass Frequency・Low Comp・Low Level・Master・Low Shelf・500Hz・1kHz・High Shelf
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:70mA
重量:320g
サイズ:W94mm x D120mm x H46mm
アナログエフェクター
となっています。
公式サイト
Darkglass Electronics -国内公式サイト-
使用してみた感想としましては、細かい音作りが得意で歪ませても音抜けを維持し、音圧感も付与するという現場に強いペダルだと感じました。
まるでエンジニアの発想で作られたかのようなエフェクターになっていて、従来ではクリーンとドライブの音をトラックを2つ用意して理想のサウンドを追求していましたが、このペダルならそれが擬似的にこれ一台で出来てしまいます。
歪みは粒が粗めでタイトなものになっていて、ハイゲインなパンチのあるサウンドから荒っぽいファズのようなサウンドまで作り込めます。
どの帯域を歪ませるかどうかを選ぶことができ、低域を歪ませなければ太い音を手に入れられたりなどと様々な使い方が可能です。
望む質感や解像度、サイズ感をコントロールできます。
各コントロールですが、
High Pass Frequencyは歪みサウンドに作用する高域のカットオフ周波数を調整でき、100Hzから1kHzの間でセッティングできます。
High Driveはハイパスフィルターを経由した歪みサウンドの歪み量をコントロールできます。
Low Pass Frequencyは歪みサウンドに混ぜるクリーンサウンドに作用する低域のカットオフ周波数を設定し、50Hzから500Hzの間でセッティングできます。
Low Compはローパスフィルターを経由したクリーンサウンドのコンプレッション量を設定します。
Low Shelfは80Hz以下の帯域を±12dBブースト/カットでき、
High Shelfは5kHz以上の帯域を±12dBブースト/カットできます。
また、500HZと1kHzもそれぞれの周波数帯域を±12dBブースト/カットできます。
Darkglass特有のサウンドを引き継ぎながらもよりマニアックで使い勝手がいい操作性を持ち合わせています。
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