今回レビューするものはベース用コンプレッサーとなるDarkglass Electronics Super Symmetryです。
主な仕様として
コントロール:BLEND・INPUT・COMPRESSION・OUTPUT・ATTACK・RELEASE
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:31mA
重量:330g
サイズ:W94mm x D125mm x H45mm
となっています。
公式サイト
Darkglass Electronics -国内公式サイト-
使用してみた感想としましては、とにかくナチュラルでクリアな音質を持っている締まりの良いコンプという印象を受けました。
Darkglassらしい音の芯が残りつつもタイトさとモダンさが共存している音色でありながらも、コンプをかけていくとややミッドが出てくることで音に丸みや立体感が加わりハイファイすぎることがなく温かみも感じられます。
原音重視系で、傾向としてはハイファイですが過激すぎないのがいいですね。
そのため、Darkglassの濃い味付けを期待していると拍子抜けしてしまいます。
コンプの掛かりは本当にナチュラルで、音作りの幅が広く作り込めるとはいえバコバコに潰すような使い方はあまり得意ではないかもしれません。
それよりもナチュラルでクリアなコンプを求める方にぴったりのペダルです。
ノイズもほとんどなく、そのナチュラルさからも掛けていることを忘れてしまいそうです()
ベース用コンプレッサーという位置付けにはなっていますがベース寄りのコンプ感は薄く、ベースだけではなくギターにも使えるコンプとなっています。
このペダルは生産終了し廃番となってしまいましたが、新たに実質的な後継機種となるDarkglass Electronics HYPER LUMINALが発売されました。
ですが音の傾向が同じという訳ではなく、あくまでナチュラルなコンプレッサーが欲しい方はSuper Symmetryを選んだ方が幸せになれそうです。
コントロールが多く、緻密なセッティングが出来るのが特徴ですがその分音作りもシビアで、マルチコンプ等みたいにとりあえずコントロールを全部12時にしていれば良いという訳ではありません。
どんなセッティングにしても音が破綻するようなことはないチューニングがされていますが、これだけのコントロールがあるのでぜひ使いこなしたいものです。
そのため、ある程度コンプについて知識がある方か、コンプについて勉強したい方に特におすすめのペダルとなっています。
筐体が大きめなのがネックですが、それ以外の不満は特にありません。
個人的には好きな見た目をしているのでいつか復活してほしいですね…
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