今回レビューするものはギター用クリーンブースター、バッファーとなるXotic EP Boosterです。
主な仕様として
コントロール:GAIN
電源:DC9V〜18Vセンターマイナス
消費電流:5mA
重量:260g
サイズ:W38mm x D92mm x H40mm
トゥルーバイパス
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、オンにするだけで艶とハリが付与され、存在感が増して太くなります。
ローやローミッドが持ち上がり、超高域が若干削れて耳触りのいい音になります。
とはいえ全体がうまく持ち上がってくれるため、その結果としてこのように聴こえているだけかもしれません。
プリッとしたマイルドな感じになると言っていいでしょうか。それでいて抜けが良くなります。
ナチュラルなコンプ感のおかげか音がまとまって甘く、優しくなるため弾き手側はこれを踏むと演奏が上手くなったと錯覚してしまうほどです。
ギター用ペダルとはなっているものの、この特性はベースで使用しても効果的でした。低音が引き締まってくれます。
ほとんどクリーンブースターに近くソロなどの目立たせたい場面で踏むのも良し、バッファーとして常時オンにしておくのも良しというペダルになっています。
クリーンブースターというジャンルの中では比較的効果がわかりやすいものだと感じます。
どちらかというとエンハンサーの要素が強いのかもしれません。
コントロールが一つしかなく音作りに迷わないというのも心強いです。
ブースターという側面だけではなく、もはやプリアンプとも言えるほどです。
コンパクトなサイズながら電池を筐体内に入れることができます。
このサイズのため、ボード内でのぐらつきが懸念されますが見た目からは想像のつかない重量になっていて安心感があります。
初めて持ってみた時にその見た目の先入観から重いと感じてしまいました。
裏蓋を外すと内部ディップスイッチがあります。
1が+3dBゲイン、2がブライトスイッチとなっています。
このディップスイッチの1ですが初期型はベースブーストとなっています。
ブースターの定番と化したXotic EP Boosterですがその理由も納得します。
この心地よさは一度弾いたら病みつきになります。
そのサウンドと外見の高級感も相まってこのペダルから逃れられなくなるのではないでしょうか。
9V〜18V駆動まで対応しており、その音の差を確かめてみるのも面白いと思います。
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