今回レビューするものはベース用プリアンプ、オーバードライブとなるShin's Music (シンズミュージック)BASS MASTER PREAMPです。
主な仕様として
コントロール:BASS・MID・TREBLE・MASTER・DRIVE・D.VOL・D.TONE
電源:DC9Vセンターマイナス
重量:400g
サイズ:W140mm x D90mm x H50mm
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能(消費電流が大きいため非推奨)
となっています。
公式サイト
Shin's Music Official Website | シンズミュージックのオフィシャルウェブサイトです。
使用してみた感想としましては、チューブアンプライクな温かくて太い、重厚なサウンドを原音を残したまま手に入れられます。
チューブアンプの音圧感や歪み、低音が再現されたペダルになっています。
しっかりとした押し出し感や程よいコンプ感もあり、歪むか歪まないかの微妙なラインでの真空管アンプらしいサチュレーション感が気持ちいいです。
このエフェクターは歪ませるというより歪んでしまったという表現がぴったりです。
DRIVE回路を持たずに歪みが得られるため、クリーンと歪みのサウンドイメージがほぼ同じものになっています。
そのため、比較的モダンなクリーンサウンドから、違和感なく自然な歪みサウンドへ切り替えることができます。
真空管ベースアンプ回路のサウンドをディスクリートで再現したペダルになっていて、チューブアンプのプリ部と同じ回路構成で、チューブをトランジスタに置き換えたイメージです。
F社のB-manを参考にしており、これにGainが付いて3ボリュームになったとしたらこんなサウンドになるという回路になっています。
EQはしっかり効いてくれるというよりは微調整向きでしょうか。
踏むと伝統的なベーシストが好む良い音になるため、あくまでそこからの補正用という印象です。
系統はFreedom Custom Guitar Research × Akima&Neos Wild Stompに似ていると感じました。
Shin's Music BASS MASTER PREAMP PROとの違いはPROの方がローが強調されており、艶とハリがより出るようになっていて、ドライブサウンドはローが削れる仕様になっています。
今回ご紹介した通常版でローエンドが物足りないと感じた方は、PROを試してみてください。
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