今回レビューするものはベース用プリアンプエミュレーターとなるVeroCity Effects Pedals OR-BASSです。
主な仕様として
コントロール:Master・Toggle Switch(ACTIVE/PASSIVE)・Gain・Treble・Middle・Bass
電源:DC9Vセンターマイナス
サイズ:W63mm x D112mm x H50mm
アナログエフェクター
となっています。
公式サイト
VeroCity Effects Pedals - Official Website
使用してみた感想としましては、このサイズのエフェクターで真空管アンプに繋いでいるかのような音圧感を感じます。
ORANGE AD200Bのエミュレーターということもあり、芯が太く無骨で存在感のあるサウンドはオレンジのチューブアンプらしさを確かに感じます。
再現度が非常に高く、アンプを持ち運びしたくない人にオススメのペダルです。
ベース用のオレンジアンプのエミュレーターやモデリングは少ないため、ベーシストがオレンジの音が欲しいという場合にはこのペダルが真っ先に候補にあがるのではないでしょうか。
Orange社のAD 200Bのプリアンプ回路をFETに置き換えていて、独特な質感があります。
Gainは12時あたりではクリーンめですが、それ以降は急激に歪んできます。
最終的にはディストーションくらい歪みますが、グシャッとした潰れた方はしません。
また、この機種には半挿し機能もあり、アウトプット端子を半挿しにすることでアンプのリターンに繋げられるほどの出力となり、プリアンプとして使えるようになります。
入力感度PASSIVE/ACTIVEの切替をトグルスイッチで再現していて、様々なベースに接続できます。
筐体などのカラーオーダーも可能ですので、興味のある方は是非問い合わせてみてください。
アンプは家で鳴らせない方や運搬が厳しくて諦めてしまった方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
それでもオレンジアンプの音が欲しいという方はこのペダルを試してください。
VeroCityはプリアンプエミュレーターというカテゴリーのペダルの中では特にクオリティが高く感じます。
欲しいアンプのラインナップがあれば先ずはVeroCityから触ってみるのが良さそうです。