あさぎベーススタジオ

もはやベース用エフェクターの備忘録

【レビュー】Zahnrad 3x2

今回レビューするものはギター用プリアンプ、ブースターとなるZahnrad 3x2です。

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主な仕様として

コントロール:VOLUME

電源:DC9Vセンターマイナス

重量:140g

サイズ:W47mm x D97mm x H50mm

アナログエフェクター

となっています。


公式サイト 

Zahnrad | nature sound Official Website


使用してみた感想としましては、真空管アンプらしいニュアンスを加えることができ、音に押し出し感とハリが加わり、音の太さと抜けを両立させています。

ありきたりな言葉で表現すると、原音をワンランク上のサウンドにしてくれます。

 

このペダルはフェンダーアンプのBlack Face期のMagic6サウンドを再現しています。

フェンダーアンプらしい鈴鳴り感、高域の煌びやかさが付与されますが、トレブリーとはいえキンキンしすぎないとこがいいですね。

 

これを踏むだけで歪みのノリが良くなるので、とりあえずかけっぱなしにするというのも良さそうです。

 

歪み量はあまり無く、ピッキングによってはクランチになるかなという具合です。

ピッキングにしっかり反応してくれるのでクリーンとクランチを選べます。

 

このフェンダーらしい傾向の音しか出せないという潔さにハマる人も多いのではないでしょうか。

そのおかげか価格も比較的安く、手にしやすいのも魅力的です。

 

ギター用ペダルということですが、低域がパワフルに再生され、ベースでも十分扱える範疇となっています。

ローががっつり出るというわけではありませんが、極端にローカットされていないということです。

ぼやけるような帯域は削られますが、残すところはちゃんと残す感じでしょうか。

 

このサイズで手軽にフェンダーアンプらしいサウンドが手に入るということで非常にお勧めできるペダルです。

様々な優秀なブースターペダルが出ていますが、Zahnrad 3x2はそれら相手に戦えるのでは無いでしょうか。