今回レビューするものはギター用オーバードライブとなるVEMURAM SHANKS ODS-1です。
主な仕様として
コントロール:LEVEL・GAIN・TONE
電源:DC9Vセンターマイナス
重量:418g
サイズ:W70mm x D110mm x H50mm
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
Vemuram Custom Pedals - Top Page
使用してみた感想としましては、クリアでありつつ細かなピッキングの違いもしっかり反映してくれるトランスペアレント系のニュアンスもありながら、確かなサチュレーション感も相まって音が太く芯が残ってくれるペダルだと感じました。
トランスペアレント系の良さとチューブアンプライクな歪みの良さを同時に持っているような印象です。
それに加えて歪みはオーバードライブらしく張りとアンプらしさがありつつキメが細かいもので、なおかつディストーションの風味も感じられるためオーバードライブとディストーションの要素を良いところ取りもしているペダルといえるのではないでしょうか。
このペダルはNobelsのODR-1を基に製作されており、ODR-1同様クランチ〜オーバードライブくらいの歪みが心地良い芳醇さのあるいわゆる王道の歪みペダルです。
ODR-1と比べると歪みの幅とレンジが広がっており、響きの良さと艶が向上しています。
歪み幅はオーバードライブから軽めのディストーション辺りまであり、どのゲインでも使える音が手に入ります。
アンプを歪ませる目的にも、素直にブーストさせたいときにもおすすめです。
軽いディストーションまでは歪ませられますが歪ませたとしてもノイズは気になりません。
そのような万能感と音の良さがODS-1が人気な理由でしょうか。
トランスペアレント系の歪みと聞くと真っ先に同社のJanRayが思い浮かびますが、それと比べるとODS-1の方が歪みやすくなっています。
また、ミッドやローの出方が異なっているせいかJanRayよりも温かさや力強さが感じられ、それに加えて艶感マシマシの低域と音の分離感も持っていることで更にギターロックに適したサウンドになっています。
なんというかODS-1はガッツ、パワプルさが感じられます。
JanRayと似ているというよりはODS-1がJanRayの良さも持っているという方が適切でしょうか。
筐体上部に付いているトリマーでは全体のSATとBASSを調整する事が可能になっています。
このVEMURAM特有のコントロールが更に良い味だしていますね…
腰高感は少なく、ベースでも使える歪みペダルです。
JanRayよりも重心が低く、音が太いため個人的にはよりベースに合っている気がします。
恐らく1番人気であろうJanRayにも負けず劣らずのクオリティのペダルとなっています。
低音の押し出しが特に素晴らしく、触れば間違いなく良さが伝わるはずです。
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