今回レビューするものはベース用オーバードライブとなるweed Sweet BASSです。
主な仕様として
コントロール:LEVEL・TONE・DRIVE
電源:DC9Vセンターマイナス
重量:270g
サイズ:W77mm x D121mm x H60mm
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能
トゥルーバイパス
となっています。
公式サイト
https://www.harrysjp.com/weed.htm
使用してみた感想としましては、ローミッドが持ち上がり、それでいて低音は削れないためベースの美味しいところを上手く突いたペダルとなっています。
柔らかく太い中域と低域が特徴的で、クリアで加工しすぎないナチュラルな歪みを持っています。
強めに歪ませることもできますが、やや歪ませるくらいのローゲインオーバードライブとして使用するのが好みでした。
個人的にはDRIVEとTONEは12時以降にすることは無いかなという印象です。
歪みはDRIVEを上げていくと荒さやブーミーさ、いわゆるファズらしさのあるものになりますが絞って薄くかけた場合にはまるで跳ねるようなコシと艶が出てきます。それがこのペダルの特徴ともいえる甘さを生んでいます。
レンジも広く、ブライトさもありながらローノイズなのがありがたいです。
この歌うような甘いサウンドはバンドアンサンブルでの馴染みも良いです。
比較的扱いやすい歪みペダルといえるのではないでしょうか。
DRIVEは歪み量だけを変化させるのではなくミッドレンジにも影響を及ぼします。
様々なモディファイの経験から作られたペダルというのも頷けるサウンドとなっています。
今回取り上げたこの個体は初期型となっています。
見分け方として現行のものは筐体を繋ぎ止めるネジが前に付いています。
現行のものは初期型と比べると恐らくサイズがややコンパクトになっているので今買うならそちらでしょうか。
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