今回レビューするものはパワーサプライとなるEX-PRO PS-1です。
主な仕様として
DC出力電圧::V(9.8V)×12・12V(12.6V)×4
DC出力電流:2000mA(1000mAのバージョンもあり)
オーバーロード
重量:400g
サイズ:W116mm x D42mm x H46mm
となっています。
公式サイト
これの最大の特徴はなんといっても9.8Vが出せるということではないでしょうか。今ではそこまで珍しくはなくなってしまいましたが、先駆けともいえる存在です。
電池に近い電圧によりエフェクターの性能を格段に向上させてくれます。 一般的なパワーサプライを使うより電池駆動させたほうがエフェクターの真価を発揮することができると言われています。
電池の電圧を再現した本機は電池を交換する必要がなく、電池とは違い電圧低下の心配もなく、経済的にも環境にもいいものとなっています。
特に電源に影響を受けやすいShigemori製品などに相性がいい気がします。
エフェクターによってはグッと音が良くなり、PS-1のせいであまり信じていなかった電源周りについてその考えを覆しました。
合計16個の出力を持っているというのも珍しい点ではないでしょうか。いわゆる要塞ボードなるものを組む場合に電源が不足する問題が発生してしまいます。パワーサプライを2つ以上導入すれば解決しますがスマートではありません。
それほど多くのエフェクターを繋ぐと動作チェックや消費電流の管理が大変そうですが、2000mAを超えた場合やDCケーブルがショートしている場合にオーバーロードが点灯するため気がつくことができるため簡単に使うことができます。
また、外部電源トランスがあるなど電源周りに詳しい方すると嬉しいものがあるのではないでしょうか。
このサイズで高性能、他にこのようなニーズを満たしたパワーサプライがあるのでしょうか。電源にも気を使う、こだわりのある方におすすめです。
凛として時雨の345氏も使っていて、私はその影響で買いました()
残念ながらEX-PRO PS-1は廃番になってしまいました。本機の特性を継いだ新型となるEX-PRO PS-2が出ているのでそちらをご検討ください。
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