今回レビューするものはギター用オーバードライブとなるMuslady MOSKY Golden Horseです。
主な仕様として
コントロール:OUTPUT・TREBLE・GAIN
電源:DC9Vセンターマイナス
重量:147g
サイズ:W38mm x D93mm x H32mm
トゥルーバイパス
アナログエフェクター
となっています。
使用してみた感想としましては、中華ペダルということで安いだけで音は良くないと思い込んでいましたがその考えを覆されました。
艶と音圧を得ることができ、音のまとまり感が生まれます。
GAINを上げて歪ませて使うよりも抑えめにしてバッファー、ブースターのような使い方が好まれそうです。
このペダルはKlon Centaur(ケンタウロス、ケンタウルス)のクローンとなっています。その元ネタはギター用ペダルですがベースで使用しても上手くハマってくれました。
その元ネタのペダルの特徴としてミドルが出て抜けが良くなると思っていたため、ベースだとローがスカスカになってしまうと心配していましたが低域がごっそりと削れるわけではなく、僅かに無くなるだけで結果として大丈夫でした。
ややローミッドの押し出しもありベースでさえも良い音にしてくれます。ローファイさもありながらレンジも広く、密度と柔らかさを感じます。
GAINは低くブースター、オーバードライブの範疇です。太さと抜けを兼ね揃えているペダルとなっています。
ノイズも流石につまみを右に回し切ると感じられましたが、現実的な使用範囲だと特に問題ありません。
中華ペダルということで安いだけで音は良くないと思い込んでいましたがその考えを覆されました。
Klon Centaurは生産時期によるバージョン違いで値段が変わりますが大体10万円〜25万円ほどします。そのペダルがこのクオリティで2000円台、しかも送料無料で買えてしまいます。
もしかするとクローンペダルを個人で自作するよりも安いのではないでしょうか。
パーツもこの値段でありながら本家に近いというかほぼ同じものが使用されているようです。そのためか電源でのトラブルが多く寄せられていますが9Vを超えたものを使うと故障してしまい、それを価格が安いから壊れたと捉えている方が多いのではないかと思い込んでいます。(売り文句と異なる性能をもつ粗悪な電源が世に出回っているせいでもありますが…)
個人でKlon Centaurのクローンを製作している方がこの価格でこの再現度を出されたらやっていけないということで製作を終了してしまったくらいです。
本物を手に入れることは素敵ですがこういう代替案があることも覚えておいていいかもしれません。