今回レビューするものはギター用コンプレッサーとなるLimetone Audio(ライムトーンオーディオ)focus(フォーカス)です。
主な仕様として
コントロール:compression、level、gain、treble、bass
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:26.5mA
重量:355g
サイズ:W119mm x D98mm x H62mm
トゥルーバイパス
アナログエフェクター
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、ナチュラルでありながら若干の味付けもあるコンプらしさをしっかりと感じられるペダルとなっています。
ニュアンスを残しながらかかるコンプからきつめのコンプまで幅広くセッティングすることができます。
派手すぎることもありませんが、かけていないと物足りなさを感じるものとなっています。
常にかけっぱなしで使いたくなり、そのナチュラルさからコンプに苦手意識のある方にも試していただきたいペダルとなっています。
コンプはコントロールが増えると音作りが難しくなりやすいものです。
その分、アタックやリリースをビルダー側で決めてしまい機能を制限することでコンプの良い音、すなわち正解を教えてくれるチューニングとなっています。
ただワイドレンジにするのではなく、ギターやベースに合うようにある程度レンジを絞っていて扱いやすいものになっています。
ギターだけではなく、ベースにも対応しています。
コントロールが多く操作が複雑なコンプレッサーのように見えますが、コンプに関する部分はcompressionとlevel、gainだけになっていて簡単に音作りができてしまいます。
全てのコントロールを12時にした時点で良い音になります。
艶や太さを加えながらも嫌なコンプ感は感じさせません。
セッティングによっては薄いコンプからしっかりかかるコンプまで幅広く使用できます。
ナチュラルめなコンプを得意としていますが、それ以外にも対応できる余裕があります。
gainノブはサチュレーション感を付与させることができ、ミドルにあたたかさを感じさせてくれます。
また、compressionノブを左に回しきるとコンプがかからなくなるためコンプだけではなくブースターやプリアンプ、イコライザーとしても扱うことができ、様々な使い方が出来ます。
かかり具合によってLEDの明るさが変化するので、どれくらいかかっているのかが分かりやすくなっています。
API TranZformerとFMR Audio A.R.C.を意識して作られており、そのためスタジオクオリティのコンプとなっています。
この操作性の良さから、コンプでの音作りを苦手としている方に特にオススメできるペダルではないでしょうか。
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