今回レビューするものはギター用オーバードライブとなるEarth Quaker Devices(アースクエイカーデバイセス) Westwoodです。
主な仕様として
コントロール:Level・Drive・Bass・Treble
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:15mA
重量:267g
サイズ:W64mm x D121mm x H57mm
トゥルーバイパス
アナログエフェクター
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、トランスペアレント系オーバードライブということもあり、ピッキングニュアンスに敏感で、原音を残しつつ透明感が魅力的です。
歪みの質感は粒が粗めなざらっとしたタイトめなものになっていて、ただ音が硬いだけではなく、ひっそりとツヤ感やチューブアンプらしい温かさも感じられます。
そのおかげか、割とブーミーさもあるような気がします。
ミッドが出過ぎることもなくフラットでレンジも広く、乾いたサウンドでしなやかなアタックを出力してくれます。
他のトランスペアレント系オーバードライブと比べて、ゲイン幅が広くEQも強力なため、多彩なキャラクターを見せてくれます。
その分、トランスペアレント系オーバードライブの中では味付けが濃いかなという印象を受けました。
ローの不足感もなく、ギターにはもちろん、ベースにも非常に使えるペダルです。
Bassは80Hz辺りで12時から時計回りでブースト、反時計回りでカットで、
Trebleは2kHz辺りで12時から時計回りでブースト、反時計回りでカットになっています。
ちなみにBassとTrebleにはセンターにクリックがあります。
このEQの効きもよく、20dBまでのブーストとカットが可能です。
そのため、ジャキッとした音から太い音まで幅広く音作りができます。
ゲインも幅広く、クリーン、クランチからハイゲインまでセッティングできます。
個人的にはローゲインで使用するのが好みでした。
明るさがあるベース用オーバードライブとしても優秀なので、ぜひお試しください。
EQDらしさを存分に感じられるエフェクターとなっています。
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