今回レビューするものはベース用ディストーションとなるRoger Mayer (ロジャー・メイヤー) Voodoo-Bass TCです。
主な仕様として
コントロール:GAIN・TONE・LEVEL
電源:DC9Vセンターマイナス
重量:222g
サイズ:W70mm x D110mm x H50mm
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
Roger Mayer Guitar Effects Pedals & Studio Electronics - Jimi Hendrix FX Guru - established 1964.
使用してみた感想としましては、亀田誠治氏愛用のVoodoo-Bassサウンドがこのコンパクトな筐体ながら手に入ってしまう驚きのエフェクターです。
「50年代のCOOLなアメ車を思わせるルックス」という謳い文句で発売されましたペダル。
見た目だけでいえばAmerican Showsterのギターと合わせたらめちゃくちゃかっこよさそうですね。
Roger Mayerのペダルはあまり知名度が高いとは言えませんが、その中でも群を抜いて使っている人を見かけないTCシリーズ。
従来のロジャー・メイヤー製品とは見た目もサイズも大きく変わっています。
ポップな見た目かつ価格も抑えめになっているとはいえ、Voodooシリーズと似たサウンドを得ることが可能です。
あまり人気がないのはこのペダルの存在を知られていないか、亀田サウンドに憧れている人は本家Voodoo Bass、KAMEDA-CLASSICのどちらかを買っているかだと思っています。
まあ後者でしょうか…
このペダルの特徴は大きく2つあり、
①コンパクトなサイズでVoodoo-Bassに肉薄したサウンド
②足でコントロールできるほどの大きなGAINノブ
サウンドに関しては、押し出し感や温かみのあるトーンに、ファズらしさを感じる独特な歪みが合わさることで弾いていて気持ちがいいエフェクターですね。
ブリブリいわせるのが癖になります。
本来ギター用ペダルではありますが、ベースでも使えるということと、ギターで使用している人をほとんど見かけないのでベース用ディストーションとして紹介します。
元々ギター用とはいえ、低域はそこそこ出てくる反面、ミドルもがっつり出てきてしまうので歪みと合わさると若干腰高な印象を受けました。
ローゲインからディストーションまで幅の広い歪みだという感想も見受けられますが、これはお使いのピックアップに左右されるためあまり当てにしない方がいいかもしれません。
というのも、高出力のピックアップを使用している場合、GAINを絞ってもわりかし歪みます。
強くピッキングする人なら尚更でしょう。
GAINノブに関しては、製品名のTC(Touch Control)とある通り、GAINコントロールを大きなノブにしたことで足で調整することができるようになっています。
演奏中に足でコントロールしたいことそんなにありますか…?
大きなメリットは感じませんが一度見たら忘れられないルックスになっているので、これはこれでありなのでは。
これだけで亀田サウンドが出せるとは言えませんが、これがなければ彼のサウンドは出せないと思います。
あの憧れの音に近づくために手に入れてみてもいいかもしれません。
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