今回レビューするものはギター用ファズとなるDanelectro TF-1 3699 FUZZです。
主な仕様として
コントロール:VOLUME・FUZZ・TONE・MID BOOST
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:20mA
重量:270g
サイズ:W58mm x D115mm x H58mm
アナログエフェクター
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、音の粒が荒いブチブチ系のファズで、そこにオクターバーが加わることで破壊的なトーンが出せる唯一無二のペダルだと感じました。
ファズ単体としてみても、アッパーオクターブファズとしてみても優れたエフェクターで、このダーティさはある種のヴィンテージサウンドには欠かすことのできないものではないでしょうか。
音圧、ウォーム、ダーク…この辺りの言葉がふさわしいペダルです。
他のファズで近いものを挙げるならばビッグマフですかね。
ファズと聞いて真っ先に出てくる系統だとは思います。
TF-1は、アッパーオクターブファズの名機と呼ばれたFOXX Tone Machineのリイシューペダルです。
Danelectroから発売されているFOXX Tone Machine系といえば、あの独特な筐体をしたDJ-13 French Toastが思い浮かびますよね。
フレンチトーストがオペアンプを使っているのに対して、こちらは本家同様トランジスタが使用されています。
パーツの他に、製作者の背景などを考えてもこのTF-1の方が正式なFOXX Tone Machineリイシューモデルと言えるのではないでしょうか。
オリジナルからの大きな変更は、MID BOOSTコントロールとOCTAVEスイッチが追加されたことです。
OCTAVEスイッチがトグルスイッチのまま発売されていたらどんな奇声をあげていたことか…
ただのクローンではなく、現代向けに使いやすくなっているのもいいですね。
ちなみにベースで使用しても太くかかるのでかっこいいサウンドが得られます。
このいかにもハンドメイド風の見た目が最高です。
ダンエレクトロのペダルと聞くとお手頃価格だと思いがちですが、これは2万円超え。
2万円とはいえ、ブティックペダル感もあるトーンなので見た目だけではなく、その音色からも本気度が伝わります。
トランジスタの影響か結構個体差があるみたいなので、弾き比べてお気に入りの一台を見つけてください。
ヴィンテージファズの音色、お試しあれ。
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