今回レビューするものはベース用シンセサイザーとなるBOSS SYB-5です。
主な仕様として
コントロール:EFFECT・DIRECT・FREQ・RES・DECAY/RATE・MODE
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:50mA
重量:440g
サイズ:W73mm x D129mm x H59mm
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、飛び道具として使うならわざとらしい音作りがされているので扱いやすそうです。
この価格でシンセベースサウンドを手軽に手に入れることができるという面で非常に面白いペダルです。
追従性がそこまで悪いということもなく、許容範囲だと感じました。複雑なフレーズではあやしい部分もありますがリズムが崩れるほどではないかと思います。レイテンシーに特にシビアな方にはおすすめできませんが…
入力が小さくなると原音が無くなる前に反応しなくなるなどデメリットはありますが割と使えるペダルではないでしょうか。
旧型としてSYB-3がありますが、追従性や音の太さを考えるとSYB-5を買っておいたほうが無難だと思います。
各コントロールですが
EFFECTはエフェクト音の音量を調節し、
DIRECTはダイレクト音の音量を調整します。
FREQはフィルターの周波数を調節し、時計回りに回していくほど明るい音になります。
RESはフィルターのフィードバック量を調節し、時計回りに回していくほど癖のある音になります。
DECAY/RATEはMODEが1、2、4、5、7、8、9、10、11の場合はDECAYとして機能します。フィルターの周波数が移動する時間を調節し、時計回りに回していくほど移動する時間が長くなります。
MODEが3、6の場合はRATEとして機能します。フィルターの揺れる速度を調節し、時計回りに回していくほどフィルターの揺れが速くなります。
MODEは1〜11まであり、1〜9はINTERNAL SOUND MODE(インターナル・サウンド・モード)となっており、多弦ベースでも使用できるモードとなっています。こちらは和音では反応せず、単音専用となっています。
1、2、3はSAW WAVEとなっており、
1はエッジが尖った音であるのこぎり波が発音されます。
2は1より1オクターブ下が発音され
3は1の音から自動的にフィルターの周波数が移動します。
4、5、6、はSQUARE WAVEとなっており、
4は方形波が発音され、1より柔らかい音となっています。
5は4と音と同時に4より1オクターブ下の方形波が発音されます。
6は4の音から自動的にフィルターの周波数が移動します。
7、8、9はPULSE WAVEとなっており、
7はパルス音が発音され、1とは違うエッジの尖った音となっています。
8は粘りのあるパルス音が発音されます。
9はパルス音の幅が変化し、厚みのある音が発音されます。
10、11はWAVE SHAPE MODE(ウェーブ・シェイプ・モード)となっています。
10はフィルターの周波数が弾き始めた時に高くなり、少しずつ戻っていきます。
11はフィルターの周波数が弾き始めた時に低くなり、少しずつ戻っていきます。
ホールド機能というものがあり、エフェクト音の状態でペダルスイッチを踏み続けるとその間は直前まで出ていた音が出続けます。しかしながらMODEの10と11では使用出来ません。
また、EXP端子にエクスプレッションペダルを接続するとフィルターの周波数を移動させたり、フィルターの揺れる速度を変えたりすることができます。
これは覚えるのは大変ですが少し触れば何となく理解できますのでそこまで難しく考えなくて大丈夫でしょう。
個人的にはこの新型としてBOSSのXシリーズで出してくれるのを期待しています。
相変わらず凛として時雨の345が使用しているため購入しました…()
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