今回レビューするものはギター用ディストーションとなるSoul Power Instruments MT-2 The Executionerです。

主な仕様として
コントロール:LEVEL・MIDDLE/MID FREQ・HIGH/LOW・DIST・ローファットスイッチ・シリコン・LEDのクリップ切替スイッチ・内蔵ブースター・LEVEL(内蔵ブースター)・MID FREQENCE(内蔵ブースター)
電源:DC9Vセンターマイナス
重量:398g
サイズ:W82mm x D125mm x H70mm
トゥルーバイパス
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、元々汎用性の高いオリジナルをブラッシュアップし、さらに幅を広げ、なおかつデメリットを緩和した一台だと感じました。
みんな大好きBOSSのメタルゾーンをSPIが魔改造したペダル。
かなり歪み、メタラー向けとネタにされがちなメタルゾーンですが、意外と音作りの幅が広いことはご存じかと思います。
とはいえ、ノイズの多さや歪ませると音の芯がなくなり、細くなりがちという課題もあるかと。
その辺りをうまく改善したのが今回ご紹介するSoul Power Instruments MT-2 The Executionerです。
元の良さ、個性はそのままに、現代で使いやすくした改造がされており、音が太く上品になっているのにも関わらず、オリジナルよりもノイズレスになっています。
高域の痛いチリチリ感が整理されジューシーな倍音になっていることで、鼻詰まり感の解消、チープで過激な質感の軽減が特徴的です。
それでいて個性は失われていないのが絶妙なモディファイですね。
モディファイ内容としては
・パーツ変更による音質改善
・ローファットスイッチ増設(正面左)
・シリコン・LEDのクリップ切替スイッチ増設(正面右)
・内蔵ブースター増設(フットペダルに増設)
・内蔵ブースターのLEVEL/MID FREQENCEノブ増設(筐体横左側のノブ2つ)
とかなりの改造具合。
ホットバンドつけているだけのモディファイ屋はこれみて反省してください。
ローファットスイッチがあることで、中域に寄っているイメージのメタルゾーンをベースでも使いやすくなるのではないかと思い購入。
その狙い通り、タイトで重量感のある低音が得られました。
この低音はいわゆるブーミーでボヤけた音とは一線を画す、芯のあるもので、ベースによく合います。
MT-2のモディファイ品というとANALOG.MANやkeelyなどが思い浮かびますが、これらはメタルゾーンの良さとも言える攻撃的なトーンが軽減されてしまっていると感じました。
SPIのものはオリジナルの個性を残したまま音質の向上、ノイズの軽減、多機能化を実現しているため、まさに完璧なメタルゾーン。

また、BOSS MT-2W(WAZA Craft/技クラフト)が発売されているため、モディファイ品はいらないのでは?と思われるかもしれません。
ですが、SPI製のモディファイ品とは方向性が違う進化をしているため競合はしておらず。
MT-2Wはオリジナルに比べてハイファイ化や音圧の向上、カスタムモードでのレンジの広がりなどの変化がありました。
SPI MODも同じように、レンジが上下に広がり音の太さなど変化がありますが、なんといっても低域のブーストが魅力的。
どちらがいいという話ではなく、使い方次第なのかなと。
ベースならSPIをおすすめします。
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