今回レビューするものはベース用コンプレッサーとなるAPHEX Punch Factoryです。
主な仕様として
コントロール:Volume・Drive
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:5mA
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
Aphex | Products for Professional Audio, Recording, Broadcast, Audio Applications
使用してみた感想としましては、光学式コンプレッサーらしく自然で優しくコンプがかかってくれるナチュラル寄りなサウンドだと感じました。
ナチュラルなコンプなのでがっつり潰す音作りには向いていませんのでご注意を。
コンプらしく音が太くなりますが全体的に丸くなるのではなく、高域〜中域など持ち上がってほしいところはうまく出てくれます。
ともあれ、みんな大好きパンツ工場、通称パンファクです。
オプティカルコンプ(光学式)といえば真っ先にこれが思い浮かぶ人も多いはず。
最近ではめっきり使っている人を見かけなくなりましたが、まだまだ現役でイケるとは思います。
コントロールがボリュームとドライブしかない潔さが良く、セッティングに迷いにくいところが○。
近年ではセッティングを詰めたい方が増えたのか他のペダルに人気が流れてしまったのでしょうか。
昔のコンプといえばマルコンかこれしかなく、がっつり音が変わるのが嫌な方はナチュラルなパンファクを選んでいた認識です。
目を引くオレンジの筐体、視覚でコンプのかかり具合が分かるdBバーグラフ・メーターなどかつて定番になったのも頷ける要素があちこちに散りばめられています。
コンプのかかりがゆっくりめかつアタックの潰れも少ない性質のおかげか、コンプがかかって音をうまくまとめてくれているけれども原音重視のままといういぶし銀なペダルです。
高域の輪郭はそのまま/エンハンスされ、低域は丸くなる雰囲気ですね。
強くかけても平面的にならないため、常にかけっぱなしで使うことを想定していると思われます。
色々書いてきましたがこのペダルの最大の特徴は「幽霊のイラストがめちゃかわ」だということ。
これだけで買う価値あります()
今回ご紹介したモデルは旧型となっています。
新型よりもオレンジのこちらの方が親しまれているのではないでしょうか。
(正直なところ新型を使っている人を見たことありません)
何気に生産終了しているので今後希少になっていく可能性もあるかも…
現代でも通用するコンプではありますが積極的におすすめはしません。
他にもっと多機能でいいペダルが発売されているので。
ただ、安く売られていた場合には、光学式コンプがどんなものか知りたいという方は手に取ってみていいかもしれません。
イシバシ楽器でAPHEX Punch Factoryの価格を見る
イケベ楽器でAPHEX Punch Factoryの価格を見る
メルカリでAPHEX Punch Factoryの価格を見る