今回レビューするものはオクターバーとなるBOSS OC-2です。
主な仕様として
コントロール:OCT 1・OCT 2・DIRECT LEVEL
電源:DC9Vセンターマイナス
消費電流:4mA
重量:400g
サイズ:W70mm x D125mm x H55mm
バッファードバイパス
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、アナログの良さが出ている元祖オクターバーという印象を受けました。
アナログ特有の荒さの中にも暖かさ、太さがあり、新型であるBOSS OC-3が出ているにも関わらずOC-2の方が支持されている理由がここにあるのではないでしょうか。
近年発売されたオクターバー機能のあるペダルと比較すると反応性や追従性がやたらと良かったりするということはないのですが、通常使用で特に問題がないレベルのオクターバーペダルであり、これをオクターバーの先駆として初期に発売したことにBOSSの底力を感じます。
正直なところOC-3の方がデジタル化したことにより機能面や反応性、和音入力対応などほとんどの点から見て優っていると思います。それでもOC-2が愛されるのはアナログ主義というかアナログらしさを求めるユーザーが多いからということがわかります。
同じBOSS OC-2でも表記がOctaverやOctaveと異なったものやMADE IN JAPANやMADE IN TAIWANといった生産国の違いもあり、それらで個体差があるのかは気になるところです。
プレミアの付き具合を見るとOctaver>Octave(MADE IN JAPAN)>Octave(MADE IN TAIWAN)といった感じで価格が高くなっていく気がします。
生産初期に向かうにつれて価格が高くなることから希少価値の高さも関係しますが初期型信仰が根付いているのでしょうか。
BOSS OC-2の説明ですが、このオクターバーは入力音の1オクターブ下と2オクターブ下の音を出すことができるペダルです。
ローポジションよりもハイポジションの方がかかりが良かったり、単音入力専用のエフェクターで、和音には対応していないなど制限もあります。
コントロールですが
OCT 1は1オクターブ下の音量を、
OCT 2は2オクターブ下の音量を、
DIRECT LEVELはダイレクト音の音量を調節することができます。
機能面を見るとどうしてもOC-3を買った方がいいと思いますが、どうしてもアナログがいいという方はショッピングサイトに張り付いて探してみるのも良いかもしれません。
アナログの良さとデジタルの良さ、どちらを取るか悩みどころです。
特にこだわりがない方にはOC-3をおすすめします。