今回レビューするものはギター用オーバードライブとなるVEMURAM Jan Ray 初期シリアルです。
主な仕様として
コントロール:Volume・Gain・Bass・Treble・Suturation trimmer
電源:DC9Vセンターマイナス
重量:428g
サイズ:W70mm x D112mm x H50mm
トゥルーバイパス
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
Vemuram Custom Pedals - Top Page
今回はVEMURAM JanRayの初期シリアルと現行品の比較をしていきたいと思います。
JanRayは生産時期によってパーツが異なっているらしく、初期型と現行品で音が違うと言われています。
パーツで音が違うというのは理解できますが、このJanRayにおいては初期型の方が音が良いとされており、異常なまでの初期シリアル信仰があります。
プレミアがついていることからもその人気っぷりを裏付けられるのではないでしょうか。
そこで今回は現行の10000番台と初期シリアルと呼べるであろう1000番台前半の比較をしてみたいと思います。
なんといっても初期シリアルは後期のものと比べると倍音豊かで粘り気があります。
また、低域が出ておりコンプ感も強く音が太く感じられます。
それでいてトランスペアレント系のジャキッと感もあるためそりゃ人気になるなというサウンドですね…
それに対してシリアルナンバー後期の方は比較的ハイファイで高域がキラキラしています。
クリア、透明感がありすっきりとしているため音抜けが良く感じられました。
タイトではっきりしており、よりモダンというか現代の音楽に合うような変化をしています。
どっちが音が良いのかを決めるわけではありませんが、個人的にはやはり初期シリアルの方が好みです。
(プラシーボ効果かもしれませんが…)
個体差と言ってしまえばそれまでですが思った以上の音の違いがありました。
1000番台は初期シリアルといえるのかどうかですが、3000番台ならまだ初期パーツを使用していたという声がチラホラ聞こえてきますので、この辺りまで初期シリアルとして扱っていいのではないでしょうか。
(個人的には1000番台辺りまでだと思っていますが…)
また、音だけではなく見た目も変化しており全体的に番号が若い方が筐体の表面の模様というか塗装が濃くはっきり出ています。
最近のものは大人しめでちょっとつまらないですね…
初期シリアルにプレミアが付いている理由は音だけではなくこういった見た目の良さも関わっていそうです。
手放しでJanRayは初期シリアルが上位互換、良いといえる訳ではありませんが、いわゆるジャンレイの音が欲しいという方には思い出補正も込みで初期シリアルの方が向いているかもしれません。
もちろん現行のJan Rayも素晴らしいのでそこまで初期シリアルに執着する必要はないのではないでしょうか。
とはいえ、とことんこだわりたい方は探してみるのも良さそうです。
どの時代のJanRayも最高なので迷わず買いましょう!!!!!!!!!