今回レビューするものはギター用オーバードライブとなるKGR Harmony IRON 808です。

主な仕様として
コントロール:Gain・Volume・Tone
電源:DC9Vセンターマイナス
重量:670g
サイズ:W64mm x D118mm x H52mm
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、土台はTS系でありながらも高級感や上品さ、そして我々が想像する南部鉄器らしさが加わった唯一無二のペダルだと感じました。
チューブスクリーマーを工業製品からブティックペダルへ昇華させたとでもいうべきでしょうか。
TSの甘さにスマートさが組み合わさったような印象。
ピッキングニュアンスがしっかり出ることやミドルの粘っこさが薄くなったことで洗練された感覚です。
見た目同様に鉄っぽさが加わっていますね。
このペダルの一番の特徴はなんといっても同社のあられ同様、筐体の素材に南部鉄器を使用していること。
日本のビルダーが岩手の伝統工芸品を使い、エフェクターを作り上げるのは好感が持てますね。
単に珍しいだけではなく、南部鉄器の特性なのか重心が下がった音や高域の上品な鳴りを感じます。
その筐体と高級オーディオグレードのパーツを採用した回路があわさることで、
レンジが広く高解像度、高重量の筐体からもたらされるであろう押し出し感といったものがひとつになったTS系が得られます。
まさに伝統と革新、それぞれの良さが際立った一台。
元の良さを残しつつ、オリジナルのクセが軽減しているような印象を受けました。
チューブスクリーマーは中域に特化したイメージでしたが、このペダルは低域が分厚くなり、高域がガラスのような響きに。
ソリッドで野暮ったさがなくなった分、現代のサウンドでは使いやすそうです。

従来のチューブスクリーマーよりはベースでも使えるサウンドになっていますが、やはりギターで使うのが良さそうです。
このペダルはIRON 808のいわば初代バージョンとなっており、現在ではV2へとアップデートされているので今買えるものとは若干音が違うと思われます。
V2の変更点としては
・オペアンプ変更(MUSES 01からMUSES 02)
→解像度と音質の向上
・回路定数の見直し
→よりスムーズな弾き心地と広いレンジ、強い音圧、優れた S/N 比を実現。
・ノブの変更
とのこと。
この変更を見る限りは旧バージョンをわざわざ選ぶ必要はなさそうですね。
(見た目は今回紹介した物の方が好きですが)
汎用性の高いオーバードライブであることは間違い無いので、ジャンルを問わずご使用いただけるかなと思います。
イシバシ楽器でKGR Harmony IRON 808の価格を見る ![]()
イケベ楽器でKGR Harmony IRON 808の価格を見る ![]()
メルカリでKGR Harmony IRON 808の価格を見る