今回レビューするものはベース用オーバードライブとなるCROWTHER AUDIO HOT CAKE XLF BASSです。
主な仕様として
コントロール:LEVEL・PRESENCE・DRIVE
電源:DC9Vセンターマイナス
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能
となっています。
使用してみた感想としましては、ジリッとしたシリコンファズのような質感の歪みで、そのブーミーさがもたらす音の太さと甘さが特徴的でした。
ハイが落ち着き、ミドル〜ローが強調される感じ。
DRIVEコントロールを上げていくと上記のような印象になってきますが、控えめにすれば高域がある程度残るのでギターでならメイン歪みとしても使えるかと。
みんな大好きホットケーキです。
誰がなんと言おうとギタリストにとってのホットケーキとは、ペダルのHOT CAKEを指すのです。
このHOT CAKEと聞くと真っ先に思い浮かぶのがギター用の白いやつですよね。
それの青色筐体、しかもベース用ペダルが発売されていることは知らない人の方が多いと思われます。
ギター用の白い筐体のものでもOLD CIRCUITやスタンダード、3knobや’77など様々なバージョンがあり、それぞれ音色が違うものですから好みのものを探すのは大変です。
そんな中でこのベース用モデル。ベース向けチューニングのXLFが施されています。(Xetended Low Frequency)
滅多に流通していませんのでどんなサウンドが気になってしまい今回手に入れてみました。
軽く調べたところ、サウンドや基板が’77に近いとのことですがその真偽は不明。
私が’77をリイシューでもいいので所持していれば比較できたものの…
ギターで使用した場合だとDRIVEを抑えたときはファズらしい歪みは感じにくく、ブースターとしてもいけそうな感じですが、ベースだとわりかし初期からファジーな印象です。
ベースでローゲインオーバードライブとして使えたらいいなと思っていたのですがそううまくいかず…
似ているエフェクターは何かと聞かれれば、OCDとBD-2あたりでしょうか。
それぞれ強烈な個性を持っているのでそっくりとは言い切れませんが、これら2つのニュアンスを持っている気はします。
今回はベース用エフェクターとして紹介しましたが、多弦ギターで使用しても面白そうですね。
むしろそっちが正解な気がします。
やたら高騰していますが、ベーシストとしてみると無理して手に入れる価値はないのかなと思いました。
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