今回レビューするものはギター用マルチエフェクターとなるMooer GE200です。
主な仕様として
電源:DC9Vセンターマイナス 600mA
重量:1.4kg
サイズ:W297mm x D145.5mm x H45.5mm
デジタルエフェクター
となっています。
公式サイト
Shenzhen Mooer Audio Co., Ltd.
使用してみた感想としましては、ギター用マルチエフェクターということでベース用モデリングはありませんが、ベースでも使えるという印象を受けました。
もちろんベーシストにマルチエフェクターを買うならこれを買えと言い切れるほどの機能ではありませんが、本職がギタリストでベースのエフェクターを揃えるほどではないけど音作りをしたいという時に本機を使ってみるのはおすすめです。
59 US BASSという表記でFender 59 BassmanのアンプのモデリングとUS BASS 410という表記でFender Bassman 410スピーカーキャビネットのモデリングがありますので、もしかしたらベースでもいい感じになるのではないかと思い今回購入してみました。
試してみたところ、Mooerのモデリングの再現度に驚かされました。音作りのキモはアンプとキャビネットだと考えているのでこれならベースでも使えそうでした。
他にもローがよく出たり、重心が低めなアンプやキャビネットがGE200にあればそれを使用してみるのも良さそうです。
エフェクターのモデリングは当然ですがギター用のものしかなく、歪みはあまり期待していなかったのですがTS系などはベースでも使えそうでした。やはり腰高になってしまいローの不足感を感じますがEQ単体のモデリングがありますのでなんとか実用に耐えうるものになります。
空間系などは言うまでもなく流石のクオリティです。
様々なモデリングがあり、作り込むことが出来ますので音作りが上手い方は問題なくいけるのかもしれません。
この価格帯のマルチエフェクターにありがちなことですが歪みは物足りなさを感じました。
特にクランチサウンドあたりをこだわりたい方からするとGE200単体では完結しないかもしれません。
全体的にハイエンドやローエンドが削れる傾向にあるので完璧な再現とはいきません。
ですが、この価格でこれほどまでのクオリティと持ち運びのしやすさを実現しているのはギタリストでしたら間違いなく買いなのではないでしょうか。
筐体の質感やサイズ感がとても良く、はやくGE200のベース版を出して欲しいという感想しか出てきません。
操作性もよく、何より見た目がスタイリッシュなのも好印象です。
TONE CAPTURE機能が追加されたGE250も発売されるためそちらを狙ってみるのもいいかもしれません。
あくまでベースでも使えるという話なのでベーシスト全員におすすめできるというわけではありません。
ですが新たな発見があるかもしれませんので色々と試してみるのもありではないでしょうか。
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