今回レビューするものはベース用オーバードライブとなるA.Y.A tokyo japan FrontGate BassDriveです。
主な仕様として
コントロール:Vol・Drive・Bass・Treble
電源:DC9Vセンターマイナス
重量:235g
サイズ:W75mm x D110mm x H50mm
トゥルーバイパス
アナログエフェクター
9V電池内蔵可能
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、可愛い見た目とは裏腹にそのサウンドは本物だと感じました。
個人的にはローゲイン枠の歪みペダルとして気に入りました。
だからといって歪み幅は狭いわけではなく、Driveつまみの4時以降から急激に暑苦しさを感じるファズっぽい歪みになります。
そのようになるまでは上げていく途中でディストーションのような雰囲気が出るというわけではなく、あくまでオーバードライブの範疇であまり歪みません。
歪みというかサウンド自体はトラディショナルなものとなっていて、太さがありつつも比較的綺麗で上品な暖かさを感じます。
ベース用歪みエフェクターによくあるBLENDやMIXコントロールがありませんがローの不足感を感じることや芯がなくなることもなく、ベースの良さを素直に持ち上げてくれます。
アンプライクでコシがあり、かけっぱなしで使いたくなるペダルとなっています。
全ツマミをフラットで試した時に既に良いと感じるほどのものでした。
Trebleは割と低めの帯域にチューニングされており、フルテンにしても耳につくことがありません。上げれば程よくメリハリをつけることができ、下げれば音を丸くすることができます。
最近流行っているような派手さのあるサウンドを求めることはできませんが、本機にはベーシストが好む安心感があります。
それと基板上のミニスイッチを切り替えることでドライブ回路のゲインを変えることができます。これにより歪ませにくくし、歪みではなくプリアンプとしても機能させることが可能です。
ノブ違いのものやFlontgate表記のものも出回っていますが恐らく正規品なのでご安心ください。