あさぎベーススタジオ

もはやベース用エフェクターの備忘録

【レビュー】flying teapot Fcon-V

今回レビューするものはギター用コンプレッサーとなるflying teapot Fcon-Vです。

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主な仕様として

コントロール:Volume・Gain・Threshold・Ratio・Limit・Sens

電源:DC9Vセンターマイナス

消費電流:50mA

重量:480g

サイズ:W130mm x D80mm x H50mm

バッファードバイパス

アナログエフェクター

9V電池内蔵可能

となっています。


公式サイト

flyingteapot - flyingteapot


使用してみた感想としましては、基本的にはクリアでナチュラルなコンプという印象です。

ナチュラルとはいえ、音質の変化は感じられ真空管アンプを歪ませた際のプレゼンスの質感のようなものが加わるエンハンス効果があります。

このペダルを繋いでオンにすると、艶やかな色付けが加わることでくっきり音が際立ち、立体感がより向上したように聴こるようになり音の輪郭がはっきりします。

 

音の粒を揃え、1音1音を際立たせる事もできる

自然なコンプ感が魅力ですがパコっとした強めなコンプをかけることもでき、コントロールの多様さも相まってその音作りの幅はとても広いです。

 

スタジオクオリティのコンプを意識して作られているペダルということで、歪みペダルの後ろに繋いでかけっぱなしにして全体を整えるマスターコンプとしての使い方が個人的にはおすすめです。

 

煌びやかさのあるチューニングで真空管的な倍音感があるためか、ベースだと高域が気になる場合がありますが、Volumeを絞りGainを上げることでトレブルが落ち着きベースにもぴったりなサウンドになります。

ギターとベース、どちらでも上手くハマるコンプレッサーではないでしょうか。

 

flying teapotは前にもLembrar Compというコンプを出していますが既に生産完了しています。

Lembrar Compはコントロールが2つしかなく、特に音作りをしなくてもいい音が手に入りましたがFcon-Vはそうではありません。

ある程度コンプのことを理解していないと目指す音に辿り着けないかもしれませんが、それができた場合には痒いところに手が届くペダルとなっています。

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