あさぎベーススタジオ

もはやベース用エフェクターの備忘録

【レビュー】MAD PROFESSOR Sweet Honey Overdrive "Fat Bee" MOD

今回レビューするものはギター用オーバードライブとなるMAD PROFESSOR Sweet Honey Overdrive "Fat Bee" MODです。

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主な仕様として

コントロール:VOLUME・DRIVE・FOCUS

電源:DC7.5-18Vセンターマイナス

消費電流:5mA

重量:214g

サイズ:W65mm x D110mm x H49mm

トゥルーバイパス

アナログエフェクター

9V電池内蔵可能

となっています。


公式サイト

Mad Professor Amplification | Silver Spring Reverb - a compact, easy to use digital/analog reverb with a pure analog direct signal path.


使用してみた感想としましては、アンプライクでナチュラルな歪みである名機にこのペダルの名前通り厚みのある低域を加え、更に太さを得られるようにした公式モディファイ品となっています。

オリジナル特有の抜群のレスポンスに音圧やローエンドを加えることでより個性が発揮される一台となりました。

 

このペダルはMad Professorのファクトリーモデルをベースに、ハンドワイヤードモデルの制作を手掛けるビルダーがフィンランドにてモディファイを加えたシリーズになっており、オリジナルのSweet Honeyのドライブセクションの後段で更にローエンドを引き上げた改造がされています。

 

ローが追加されているといえば、Sweet Honey Overdrive Deluxeを思い浮かべる方がいらっしゃると思いますがそのベースコントロールは歪みの前段に存在しており、歪みのニュアンスにも変化を与えてしまいます。
ですが、このペダルは後段でボリューム調整をしているため、キャラクターはそのままでより豊かなローエンドを手に入れました。

 

基本的なサウンドは前にレビューしたSweet Honey Overdrive Deluxeと同じですがこのような違いがあり、Deluxeよりもオリジナルが好きという方に好まれやすいと思います。

 


ローエンドが豊かになったとはいえ、ギターでも不自然さは感じられず新たなスタンダードとなるペダルではないでしょうか。

 

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ベースに掛けると気持ち重心が高くなりますが全然ベースでも使える歪みとなっていて、低域の出方からオリジナルよりも明らかにベースに合います。

個人的にはDeluxeよりもこちらの方がベースに使う場合には良いと感じました。

 

期間限定生産で今しか手に入らないため、早めに手に入れておいてファクトリー版やHW版などと弾き比べてみるのも良さそうです。