今回レビューするものはギター用オーバードライブ、ディストーションとなるDARKNESS/9OVERDRIVE9 Dest-Low 改です。
主な仕様として
コントロール:LEVEL・TONE・GAIN・MIX・RANG
電源:DC9V〜12Vセンターマイナス
重量:396g
サイズ:W94mm x D120mm x H34mm
アナログエフェクター
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、とにかく太いサウンドが特徴的で、分離感の良さが影響しているのか立体感もありながら音が抜けてきます。
歪みのレンジの広さがあり、原音を残したままがっつり歪んでくれます。
音量も大きく、中域から低域の鳴りに拘っており中域や低域がぐっと出てくることも相まって音圧感があります。
コンプ感強めの荒々しく鋭い歪みで、存在感があり埋もれないサウンドが得られます。
このペダルのジャンルはハイゲインオーバードライブとなっています。
そのためGAINを上げていくとディストーションくらいまで歪みますがその質感はオーバードライブライクなものです。
歪んでいてもMIXのおかげで輪郭や分離感が保持されます。
コントロールは
上段左からLEVEL・TONE・GAIN
下段左からMIX・RANG
となっています。
聞き慣れないコントロールとしてRANG(レンジ)がありますが、これのイメージは分かりやすく言うとTONEに近いものがあるのではないでしょうか。これも帯域を変化させてくれるようなもので左に回していくと高域寄り、右に回していくと低域寄りなサウンドになります。
Barbarossa(バルバロッサ)GARGOYLE(ガーゴイル)のコピーやクローンではなく、そのペダルに影響を受けて作られたペダルとなっています。
そのためGARGOYLEの解析を行っていませんが、ユーザーからはサウンドの傾向やニュアンスは近いものがあるという声が聞こえてきます。
ベースにBarbarossa GARGOYLEを使ってみたという動画を見てなかなか良いサウンドだと感じ、似ていると噂のこのペダルを今回試してみました。
結果としてベース用歪みとしても効果的に扱えることが分かりました。
ブースターとしてはもちろんのこと、メイン歪みとしてクランチから強めの歪みまでこなしてくれるため、かけっぱなしでもここぞという時に踏むのでも良さそうです。
現在ではコンパクトな筐体にこの基板をおさめることが可能となり、写真のものよりサイズダウンしているためより多くの方におすすめできるペダルとなりました。