今回レビューするものはギター用オーバードライブとなるLeqtique(レクティーク) CLHD Supremeです。
主な仕様として
コントロール:volume・definition・gain・presence
電源:DC9Vセンターマイナス
アナログエフェクター
となっています。
公式サイト
使用してみた感想としましては、かなりハイファイというか、煌びやかで高域が鮮明に出力されますがしっかりとローも感じ取れるため音が太いです。
サウンドをあまり変えることなく、解像度の高さを付与するような補正が得意なペダルです。
クリーンで音が抜けてくるプリアンプというイメージでしょうか。
ピッキングニュアンスはそのまま伝えてくれるため太さを保ったまま繊細で綺麗な音を出してくれます。
ハリや艶感、透明感のある歪みエフェクターとなっています。
バッファーやプリアンプ、ブースターやローゲインなオーバードライブとして扱うことができます。
独特なコンプ感を持っていて、これがベースにマッチします。
ベースに掛けるとハイが強調されたギャリギャリする歪みになります。
そのハイファイさや解像度の高さから余計な帯域も出てしまうため、単体での音作りは難しいです。
他のエフェクターと合わせることで真価を発揮するペダルではないでしょうか。
パーツにも随所に拘りを感じられ、その作り込みは流石Leqtiqueといったところでしょうか…
CULTとLeqtiqueのタッグにより生まれたこのペダルはすでに完成されていたCLHD(Caeruleum Lightdrive High Difinition)に新しい可能性を加えました。
通常版であるCLHDのコントロールはvolume・definition・gainとなっていますが、そこにpresenceが追加されたのが大きな特徴です。
基本の音は通常版と同じとなっていますが、3.58Khzを強調することができるpresenceが追加されているおかげでまた新しい一面を見せてくれています。
ベースマガジンのコラムでベースでも使えると紹介されている通り、ギター用エフェクターながら相性良く使用することができます。
内部昇圧がされており非常に解像度が高いことや基本的にはプリアンプ、ローゲインオーバードライブ辺りの役割を担っていることがそうさせているのかもしれません。
仕様上、電源が接続されたままインプットのシールドを抜くと音が出なくなり、繰り返すと故障する恐れがあるのでご注意ください。
このペダルは現在CULTからしか買えないので通常版のCLHDのリンクを貼っておきます。