あさぎベーススタジオ

もはやベース用エフェクターの備忘録

【レビュー】NeotenicSound BottomLine

今回レビューするものはベース用オーバードライブとなるNeotenicSound BottomLineです。

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主な仕様として

コントロール:Level・Drive・Adjust

電源:DC9Vセンターマイナス

消費電流:30mA

重量:180g

サイズ:W65mm x D80mm x H50mm

アナログエフェクター

となっています。


公式サイト

https://www.effectornics.com/index.html


使用してみた感想としましては、全体的にファズらしさを纏っているブーミーな歪みの質感で、歪みの幅も広くオーバードライブから発振寸前のファズまでこなせるペダルだと感じました。

ファズまでこなせると書きましたが、ここで生まれる懸念としてはロー痩せ。

歪みペダルにありがちなこととして歪ませるとどうしても低域が薄くなってしまいがちです。

そんな中、このBottomLineはどれだけ歪ませてもローが痩せず、なおかつノイズも少なくなっています。

まさにベーシストのための歪みと言ったところでしょうか。

 

もう1つの特徴として、筐体左側についているAdjustがいい仕事をしてくれます。

このコントロールはブレンダー/バランサーのような機能を持っており、左回しで原音寄り、時計回りで歪み寄りになります。

この説明だけだとただのブレンダーじゃんとなりそうですが、実際のところはそんなにシンプルではありません。

おそらく歪みの質感も併せて弄られており、回すごとにオーバードライブからコンプ感のあるファズサウンドに変化していきます。

Driveを弄るだけでは表すことのできない歪みの奥深さを体験することができるでしょう。

いやあ…歪みって楽しいですね。

こんなに小さな筐体にわくわくするポイントがたくさん詰まっています。

 

流石のNeotenicSound、以前取り上げたエフェクターも素晴らしい着眼点の製品でしたがこのBottomLineもなるほどなと唸る設計です。

 

 

 

裏蓋にはサイン入り!

(えふぇくたぁ工房は屋号なんですかね。)

 

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あまり見かけないペダル(今は生産終了?)のため、ベース用の歪みをお探しでしたら同社から出ているBottom Breakerを試してみるのがいいかもしれません。

こちらに比べるとサイズが大きくなり、より複雑なペダルになっていますが歪みの幅やブレンドがついていることから似たような音を作り出せる可能性があります。

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